カサンドラ症候群

  • カサンドラ症候群から脱却するために必要なこと カサンドラ症候群から脱却するために必要なこと

      いつもご覧いただきありがとうございます!


    今日は先日書いた、ちまたにモラハラ夫があふれている理由ともつながるお話です。


    実は私もこの症状があった時期がありまして。
    あれっ?と思ったら~カサンドラ症候群

    カサンドラ症候群とは、パートナーとのコミュニケーションがうまくいかず、孤独感無力感に陥る状態のことです。

    アスペルガー症候群(自閉スペクトラム症・ASD)傾向のあるパートナー を持つ人に多く見られると言われていますが、

    実際には、

    • パートナーとのコミュニケーションがうまくいかない、
    • 感情的な交流が難しい
    というような状況であれば、
    どのような関係性でも起こりうるものじゃないかなと思います。


    カサンドラ症候群になりやすい状況

    モラハラ夫との関係では、妻は常に夫の言動に振り回され、精神的に疲弊してしまいます。
    夫のモラハラによって、妻は自信を失い、自己肯定感が低下し、孤独感を深めていくことがあります。
    このような状況が続くと、カサンドラ症候群の症状が現れることがあります。


    モラハラ夫との関係でカサンドラ症候群になりやすい状況としては、以下のようなものが挙げられます。


    1. モラハラ夫の支配的な言動
      妻をコントロールしようとし、人格を否定するような言葉を浴びせる
    2. コミュニケーションの欠如
      夫が自分の気持ちをうまく伝えられず、妻の気持ちを理解しようとしない
    3. 周囲の無理解
      夫のモラハラを周囲に理解してもらえず、孤立感を深めてしまう
    4. 妻の共感性の高さ
      夫の気持ちに寄り添おうとするあまり、つらい気持ちを抱え込んでしまう

    これらの状況に当てはまる場合は、カサンドラ症候群を発症するリスクが高まります。


    カサンドラ状態から抜け出すには?

    ①自分の気持ちを整理する(メンタルオーガナイズ)


    カサンドラ症候群になると、「私が間違ってるのかな?」「私さえ我慢すれば…」 と思い込んでしまうことが多いです。

    でも、あなたの感じている 「寂しい」「わかってほしい」 という気持ちは誰もが持つもの。

    まずは、自分がどんな気持ちを抱えているのか【整理する】ことが大切です。


    1. 「今の関係で何がつらいのか?」を書き出してみる
       → 例「話しても伝わらない」「共感してくれない」「一緒にいるのに孤独」
    2. 「どうなれば自分は楽になれるのか?」を考える
       → 例「自分の話を聞いてくれる人がほしい」「ひとりの時間を確保したい」
    3. 「できること・できないこと」を分ける
       → 例「相手を変えることはできない、でも自分の行動は変えられる」

    自分の気持ちを「見える化」することで、何から対処すればいいかが見えてくると思います。


    ②「相手に期待しすぎない」ことを受け入れる


    カサンドラ症候群の大きな原因は、「相手に共感してほしいのに、期待通りの反応がないこと」かと思います。


    でも、ASD傾向のある人は、「共感する力」が弱いことが多いし、モラ夫な言うまでもないです。

    だから、「わかってもらおうと頑張る」より、「違う価値観の人なんだ」と受け入れるほうが楽になることもあります。


    1. 「この人には共感が難しい、でもそれがすべてではない」と考える
    2. 「わかってほしいこと」は、パートナーではなく信頼できる人に話す
    3. 「この人にはどう伝えれば伝わるのか?」を研究する(結論から話す・視覚的に伝える etc.)

    「変わってほしい」と思うとつらくなるけど、

    「この人はこういう特性なんや」と思うだけで、ちょっとだけ気持ちが楽になります。


    ③ひとりにならない!相談できる人を作る


    カサンドラ状態がつらいのは、「誰にも理解してもらえない」「話しても否定される」 と思ってしまうこと。

    実際、勇気を出して、恥を忍んで打ち明けても、「あなたの我慢が足りないだけよ」などと否定されることがあります。

    でも、あなたの気持ちを理解し、受け止めてくれる人は必ずいます。

    「ひとりで抱え込まない」ことが、脱却の第一歩なんです!


    1. カサンドラ症候群の相談窓口やサポートグループを探す
    2. 友人やカウンセラーに話す(「否定しない人」を選ぶ)
    3. ライフオーガナイズの考え方で「自分の時間」を確保する

    特に、「話を聞いてくれるだけでいい」ってときもあります。

    身近にそういう人がいない場合は、オンラインのコミュニティや、カウンセリングを活用するのもおすすめです。
    玉石混交ではあるので、見極めが難しい場合は精神科の受診をお勧めします。


    ④自分の幸せのために「できること」を増やす


    カサンドラ症候群の人は、「自分が我慢すること」「相手に合わせることが当たり前」になってしまっていることが多いので、

    「私はどう生きたいのか?」を考えることが、自分を取り戻す第一歩になります。

    1. 「私が好きなこと」を思い出す(趣味・リラックスできる時間)
    2. 「私が大事にしたい価値観」を考える(安心感・自由・挑戦 etc.)
    3. 経済的・精神的な「自立」を少しずつ進める

    「相手に合わせる」のではなく、「私の人生を取り戻す」ことを意識するだけで、相当変わります。


     ⑤ 場合によっては「距離をとる」選択も視野に


    もし、カサンドラ状態が続いて「もう限界…」と思うなら、「物理的な距離をとること」 も考えるべきです。

    一緒にいることで 「私はダメなんだ」 と思ってしまうなら、少し離れてみることで、自分を取り戻せる場合もあります。


    1. 別居を検討する(実家・友人宅・短期賃貸など)
    2. 仕事や趣味を増やして、相手との接触時間を減らす
    3. 自分の「逃げ場」を確保する(カフェ・図書館・リラックスできる場所)

    「離れるなんて大げさな…」と思うかも知れませんが、「本来の自分を取り戻す」ためには、物理的な距離をとることが必要な場合があります。



    カサンドラ症候群は、決して「あなたが弱いからなるもの」ではありません。

    心が通わない、という苦しさを抱えながらも、毎日をなんとか切り盛りしているあなたは、すでにめちゃくちゃがんばってはりますよ。


    努力が「報われる形」にならないと、どんどん消耗してしまうのは誰でも同じです。

    まずは「誰かに話す」ことから始めてください。

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    というわけで、私の発信があなたのヒントになりましたら幸いです。

     
    では、またー。
     
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  • ちまたにモラハラ夫があふれている理由 ちまたにモラハラ夫があふれている理由

      いつもご覧いただきありがとうございます!


    結婚ってなんやねん?

    わたくし、度々離婚についての相談を受けることがあります。
    まぁ、私ももう別居してから10年、離婚して7年経つので、正直直近の行政対応とか制度とかは正確にはわかりません。
    けど、特にお子さんがいる場合、先に考えてやっておくべきことは一生懸命お伝えしております。


    その中でも、相談に来られたけどもうちょっとがんばってみる、という方がまぁおられます。
    私が話を聴く限り、夫の側には改善すべきところが自身で思いあたらないんだろうな、相談者さんの辛さをわかってないんだろうな、という場合もありまして。
    だから、相談者さんが「もうちょっとがんばる」意味もないんだろうなと感じて、キュッとなることがしばしばございます。

    今日は、世にモラハラ男性がはびこる理由について、ちょっと考えてみました。


    「男はこうあるべき」という価値観が根強い

    祖父母とか親とか社会とかから、昔ながらの「男は泣くな!」とか、「稼いでくるのが男の役目」という価値観が根付いてると、

    「自分が家族を支えてやっている」

    「だから妻は自分に従うべき」

    みたいな考えになりやすいですし、まだ堂々とそう言っている人たちも多いですよね。


    でも今の時代は、女性もキャリアを積んでいますし、そもそも男性の稼ぎだけで子育てするのが難しいから、夫婦共働きが当たり前。
    家事と育児の均等分担も当然求められるようになっています。

    それに適応できない・しない夫が、「俺のほうが偉い」「言うことを聞け!」と権力を振りかざすことで、モラハラになるケースがほとんどです。

    「家事と育児は女の仕事!」という決めつけも、家政婦さんを雇えるほどしっかり稼いでくれてたら多少許しますが実際は…ねぇ?


    「支配欲が満たされる環境」ができてしまっている

    モラハラする人って、上下関係きっちり。自分の優位性を確認したいという欲求がかなり強いことがあります。

    会社では上司に従うしかなく、社会では男らしさに囚われる。

    「だったら家で!」となり、妻や子どもを支配しようとする 人が出てきます。

    •  「お前のせいで俺はストレスが溜まる!」
    •  「俺が正しい、お前はダメなやつだ!」
    •  「誰の稼ぎで食ってるんだ!」

    こうやって妻をコントロールし、自分の優位性を確保しようとします。

    特に、専業主婦やパート勤務で「妻が絶対に離れない」と思っている場合、モラハラはどんどんエスカレートしがちです。



    「気づかないうちに加害者になっている」ケース

    モラハラする側は、自分がモラハラしてる自覚がないことがほとんどで、指摘されると「心外だ!」となりがちです。

    • 自分の親が同じような態度だった(親のコピー)
    • 「俺のほうが正しい」と思い込んでいる(思考の偏り)
    • 「妻が我慢するのが当たり前」と思っている(無意識の支配)

    特に、本人の親がモラハラ気質やと、それが「普通の夫婦関係」やと思い込んでる人も多いです。

    モラハラされて育った人が、無意識に「自分も同じことをしてしまう」世代間連鎖がありますね。


    子ども時代に他所の家庭を垣間見る機会がなかった夫ほど、自身の育った環境を世間の標準と思い込んでいて、妻の育った環境を蔑み、全否定してくることがあります。



    「妻が逃げにくい状況」がモラハラを助長する

    モラハラが続く大きな理由のひとつが、妻が簡単には逃げられない環境ができてしまっていること。

    • 経済的に依存している(専業主婦・パートで収入が少ない)
    • 子どもがいるからと我慢してしまう(「子どもには父親が必要」という思い込み)
    • 周りに相談できない(物理的に実家と距離が遠い・親と死別している・妻のフェーズ変化で友人との関わりが希薄になる)

    こういう状況があると、夫が「何をしても妻は離れない」と思い込みます。

    そうすると、ますますモラハラは加速していきます。



    周りがモラハラを軽く見ている

    残念なことに、モラハラはまだまだ軽視されがち。

    • 「そんなのどこの夫婦でもあるでしょ?」
    • 「男なんてそんなもんよ」
    • 「文句言う前に、あんたがもうちょっと我慢したら?」

    こういう言葉で、妻の訴えが軽く流されることが多いです。

    「うちもそんなもんやで」とか
    「浮気じゃないんやから」とか
    「帰ってくるならええやん」とか、私も言われてめっちゃ傷つきました。

    夫婦が対等な関係でなくなったら、その時点で異常なんですが、

    周囲が「それはおかしい!」と指摘しないと、モラハラは「当たり前」のまま続いてしまう。



    じゃあ、どうしたらいいか?

    • 「これはおかしい」と気づくことが第一歩

      「私が悪いのかな?」じゃなく、「この関係は健全じゃない」と気づくことが大事。
      どんどん自分を疑い始めて洗脳みたいになっちゃう(カサンドラ症候群といいます)ので、気づくのは早いほどいいですよ!
    • ひとりで抱え込まない!誰かに相談する

      信頼できる人(友人・家族、保育所・幼稚園・子育てサロンや配偶者暴力相談センターなどの専門機関)に話すことで、視野が広がります。
      でも注意点として、担当になった人が自分と価値観が違う人・DV認識の甘い人という場合があります。
      そういう人は、こちらの我慢や努力を求めてくることがあるので、遠慮せずチェンジ!
      改めて出向いて、違う人に話してみてください。
      めっちゃ親身になってくれる人に出会えますように。
    • 経済的自立の準備を少しずつ進める

      モラハラ夫は「逃げるわけない」と思っているからこそ強気に出ます。
      自分が自立できる環境を徐々に整えておくことで、人生の選択肢を増やせますよ。
    • 「おかしい!」と周囲が声を上げる

      モラハラを見て見ぬふりせず、周りも気づいて声をかけることが大事。
      めっちゃ勇気が要りますけど、こういう男性は恥をかくことが非常にきらい。
      同じ男性から、とか、立場・権威ある人から言われると、おとなしく言うことを聞くのも特徴です。
      要するにただの内弁慶ですから。


    モラハラが横行するのは、「そういう人」が多いのではなく、そういう関係性が生まれやすい社会だから。

    みんな、謎の呪いに縛られ過ぎてます。
    知らぬ間にあなたも、息子さんに恐ろしい呪いをかけてるかもよ?
    でも、あなたが「これは違う」と気づき、一歩踏み出せば、未来は変えられます。
    一緒に負の連鎖を断ち切りましょう!

    もし今、「うちの夫もそうかも…?」と思ったら、ひとりで抱え込まずに、まずは誰かに話してみてください。

    一応私も30分なら無料でお話し聴けますよ。30分無料相談※30分を超えると有料になります


    あなたの人生は、あなたが決めてええんやで!

    健全な人間関係を結べる人と、幸せに生きていけたらいいですね!


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    これは私のやり方です。
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  • あれっ?と思ったら~カサンドラ症候群 あれっ?と思ったら~カサンドラ症候群

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    私は結婚後、カサンドラ状態になりました。


    カサンドラ症候群

    カサンドラ症候群とは?
    夫や妻、子ども、友人など、身近な人に自閉スペクトラム症(ASD)があることで、コミュニケーションの難しさなどによる心的ストレスから不安障害や抑うつ状態、PTSD(心的外傷後ストレス障害)などの心身症状が起きている状態を指す言葉です。
    少なくともいずれかの家族に、自閉スペクトラム症(ASD)特性などによる、共感性や情緒的表現の障害がある
    • 家族との関係において情緒的交流の乏しさを起因とした激しい対立関係、精神または身体の虐待、人間関係の満足感の低下がある
    • 精神的もしくは身体的な不調、症状(自己評価の低下、抑うつ状態、罪悪感、不安障害、不眠症、PTSD、体重の増減など)がある
    • さらに「その事実を他の人に伝えても理解をしてもらえない、信じてもらえないこと」も加わります。

    自閉スペクトラム症(ASD)には「社会性と対人関係・コミュニケーションの困難」「行動や興味の偏り」の特徴があるといわれています。

     

    カサンドラ症候群正式な疾患名ではありません。カサンドラ症候群以外にも、「カサンドラ情動剥奪障害」「カサンドラ状態」などと表現されることもあります。


    私の場合は元夫きっかけ

    元夫がずっと「なんか変だ」と感じていて、(当時は全然知らなかったけど)あの時を振り返れば、自閉スペクトラム症(ASD)の特徴に多くあてはまる部分があって、それはそれは苦しみました。


    結婚前は、「世界的大企業に勤め、きちんとして頼りになりそうに見えた男性」だった元夫は、共に生活を始めると、いろいろとこだわりが強く、ルーティンは決して崩さない、目に見えることには一定の理解を示すが、見えないもの(感情など)は無視、そもそも人に関心がなく、自身の母親を「バカ」呼ばわりする一方で「(自身の)親に黙って従え」と言ってきたり、さっぱり訳が分からない状況で、私にはとても彼からの愛情が感じられない状態で、それに非常なケチでした。

    興味関心、趣味はひとつ、モータスポーツそれも4輪だけ。

    以前草彅剛が、歴代ツールドフランスの勝者を全部記憶してるって役をドラマをやってましたが、あんな感じで、好きなことの過去記録はとんでもない勢いで出てくる人でした。

    最初に会った時に延々と歴代F1ドライバーについて語っていた様子が忘れられません。

    私もレース好きやけど、その話しかしないってどうなん?って。


    読書しないし向学心もない。

    ベストセラー本の話もできないっていうのは、かなり辛かったですね。

    主に部下の教育についてなど、人間関係への愚痴をよく漏らすので、対処法を私が提案しようものなら三白眼で激怒する、という。
    私も部下をもって働いてたので、人材育成にはコーチングとかマネジメントくらい勉強するもんだと思ってたんですよね。
    なのに、部下の側に責任感が足りないとか向上心がないだとか、工夫が足りないだとか人を責めてばかり。
    自分では何も学ぼうとしないので、週末の講座を勧めてみたら、「なんで休日に仕事の勉強を入れる必要がある!!」とブチ切れられました。
    しかも、「仕事のことがお前に分かるわけがない!」と言われましてね…。

    自分がおかしいのかもしれない、という不安

    他にもまだまだエピソードには事欠きませんが、今でこそネタとして笑えてはいるものの、あまりにも違和感を感じることが多すぎて、当時は、
    「このあたりだけまだ明治時代みたいな独特の風土なのかも知れない」
    「おかしいのは本当に私なのかも知れない」と不安になってました。


    こんなこと聞ける付近の知り合いもいなかったし、以前の関わりの中での知人に夫の状態を話したら話したで、

    「優しそうないい人やん」

    「子どもの世話はやるんでしょ?」

    「呑む打つ買うじゃないんやし」

    「稼いでくるだけマシじゃない」

    「子どものためには目をつぶってあげれば」などと言われ、理解してくれる人は誰一人おらず。

    なんで私だけそんな底辺の関係性で満足せねばならぬのか?パートナーに心の交流を求めてはいけないのか?

    わがままとか贅沢な悩みだと言われてしまって、「えっ?そうなの?やっぱり私が悪いの?」


    どうとらえたらいいのか判断する材料がなくて、ただただ、夫と義両親を刺激しないように日々我慢してました。

    しかしもうどうにも自分は発狂しそうだったので、ある日勇気を出して子育てサロンに行き、様子を伺いながら恐る恐る話してみたら、義実家ごとおかしかったとわかり、離婚を決意したんです。

    それからもまた大ネタがあるんですけどね(笑)。


    カサンドラかもしれない人は意外と多い

    元夫のような人は、実は意外とたくさんいるものです。実際、バイト先にも「多分そうなんだろう」という人がいますしね。

    だから、カサンドラになりかけている・なっている人も、結構いるんじゃないかなと思います。


    彼ら(ASDは男性に多い)は、幼少期に適切に指導を受けていれば、特性と上手に付き合い、社会でそれなりにやっていけるようですが、元夫の親も同様の傾向であるため、幼少期の特徴的なエピソードを聞けばすぐピンと来るはず、でも見過ごされました。そのせいで私は、、、ひどい目に遭いましたよ、ほんとに。

    親に知識さえあれば、もう少し本人が生きやすくなるようなサポートができたはずなのに、と思うと、義両親に「ボーっと生きてんじゃねーよ!!」と言いたいです。


    一方、『単なる脳の機能障害なのに、彼を見捨ててしまった私はひどい人間だ、なんとか治療するように言ってあげることもできたんじゃないか?』という気持ちがしばらくありました。

    でも、どういうわけか人一倍プライドの高い人だったので、そんなこと言ったらガチDVになってたかもしれない、とも思います。

    話し合うこと、意見の擦り合わせができない相手であったので、それももうしょうがないことです。

    なんしか大事な話ほどいつも私を全否定な、3対1(必ず向こうの親の意見を押し付けられる)だったもので、辛かったですよー。


    もしかして?と苦しんでいる人に

    私は、離れてからは、「私が変なのかな?もっと我慢すればよかったのかな?」などと思い詰めることはなくなりました。


    「助けて!」って言えたこと、「あなたは変じゃない」って言ってもらったこと、そこからいろんな人に助けてもらったから抜け出せました。

    配偶者暴力相談センターに行ったし、そこでモラハラDVっていう証明書を発行してもらったので、スムースに健康保険を切り替えて、転出作業を進められました。

    ほんとに大変だったけど、私は今、私として、誰の機嫌を伺うことなく暮らせており、自由を楽しんでいます。あの時逃げてよかったです。


    私の場合は、彼の周囲の人も一緒に敵対してきたので、彼との関係を断つことでしか自分を取り戻すことができませんでしたが、そこまでせずとも、ほどほどに良好な関係を保つ方法はあるようです。

    物理的に距離を置く、別居がいちばんよいようですけれどもね。


    カサンドラだからと言って、あなたが不幸でなければ別にいいと思います。

    依存しあう関係も、お互いがよければそれは幸せなんじゃないでしょうか。

    しかしどちらかが苦痛を感じているとしたら、解放されるべきだと思います。

    今、もし彼に「あの時はこんなだったから離れたんだよ」って言っても、きっとまだ理解できないと思います。

    自分はいつも必ず正しいと根拠なく信じてるから。


    というわけで、「あれ?これってなんか変だよね?」とあれもこれもが引っ掛かるなら、一度調べてみてください。

    そして、あきらめないでください。
    抜け出す方法は必ずあります!


    私の経験でよければお話しします。お気軽に ご相談 お申し込みフォームから30分無料相談をご活用くださいね。


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