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今日は先日書いた、ちまたにモラハラ夫があふれている理由ともつながるお話です。
実は私もこの症状があった時期がありまして。
あれっ?と思ったら~カサンドラ症候群
カサンドラ症候群とは、パートナーとのコミュニケーションがうまくいかず、孤独感や無力感に陥る状態のことです。
アスペルガー症候群(自閉スペクトラム症・ASD)傾向のあるパートナー を持つ人に多く見られると言われていますが、
実際には、
カサンドラ症候群になりやすい状況
モラハラ夫との関係では、妻は常に夫の言動に振り回され、精神的に疲弊してしまいます。
夫のモラハラによって、妻は自信を失い、自己肯定感が低下し、孤独感を深めていくことがあります。
このような状況が続くと、カサンドラ症候群の症状が現れることがあります。
モラハラ夫との関係でカサンドラ症候群になりやすい状況としては、以下のようなものが挙げられます。
これらの状況に当てはまる場合は、カサンドラ症候群を発症するリスクが高まります。
カサンドラ状態から抜け出すには?
①自分の気持ちを整理する(メンタルオーガナイズ)
カサンドラ症候群になると、「私が間違ってるのかな?」「私さえ我慢すれば…」 と思い込んでしまうことが多いです。
でも、あなたの感じている 「寂しい」「わかってほしい」 という気持ちは誰もが持つもの。
まずは、自分がどんな気持ちを抱えているのか【整理する】ことが大切です。
自分の気持ちを「見える化」することで、何から対処すればいいかが見えてくると思います。
②「相手に期待しすぎない」ことを受け入れる
カサンドラ症候群の大きな原因は、「相手に共感してほしいのに、期待通りの反応がないこと」かと思います。
でも、ASD傾向のある人は、「共感する力」が弱いことが多いし、モラ夫な言うまでもないです。
だから、「わかってもらおうと頑張る」より、「違う価値観の人なんだ」と受け入れるほうが楽になることもあります。
「変わってほしい」と思うとつらくなるけど、
「この人はこういう特性なんや」と思うだけで、ちょっとだけ気持ちが楽になります。
③ひとりにならない!相談できる人を作る
カサンドラ状態がつらいのは、「誰にも理解してもらえない」「話しても否定される」 と思ってしまうこと。
実際、勇気を出して、恥を忍んで打ち明けても、「あなたの我慢が足りないだけよ」などと否定されることがあります。
でも、あなたの気持ちを理解し、受け止めてくれる人は必ずいます。
「ひとりで抱え込まない」ことが、脱却の第一歩なんです!
特に、「話を聞いてくれるだけでいい」ってときもあります。
身近にそういう人がいない場合は、オンラインのコミュニティや、カウンセリングを活用するのもおすすめです。
玉石混交ではあるので、見極めが難しい場合は精神科の受診をお勧めします。
④自分の幸せのために「できること」を増やす
カサンドラ症候群の人は、「自分が我慢すること」「相手に合わせることが当たり前」になってしまっていることが多いので、
「私はどう生きたいのか?」を考えることが、自分を取り戻す第一歩になります。
「相手に合わせる」のではなく、「私の人生を取り戻す」ことを意識するだけで、相当変わります。
⑤ 場合によっては「距離をとる」選択も視野に
もし、カサンドラ状態が続いて「もう限界…」と思うなら、「物理的な距離をとること」 も考えるべきです。
一緒にいることで 「私はダメなんだ」 と思ってしまうなら、少し離れてみることで、自分を取り戻せる場合もあります。
「離れるなんて大げさな…」と思うかも知れませんが、「本来の自分を取り戻す」ためには、物理的な距離をとることが必要な場合があります。
カサンドラ症候群は、決して「あなたが弱いからなるもの」ではありません。
心が通わない、という苦しさを抱えながらも、毎日をなんとか切り盛りしているあなたは、すでにめちゃくちゃがんばってはりますよ。
努力が「報われる形」にならないと、どんどん消耗してしまうのは誰でも同じです。
まずは「誰かに話す」ことから始めてください。
私も30分無料相談お受けできますよ。
というわけで、私の発信があなたのヒントになりましたら幸いです。
ラジオ、聴いてくださいね!
過去放送分も配信しています。いつもご覧いただきありがとうございます!
私は結婚後、カサンドラ状態になりました。
カサンドラ症候群
カサンドラ症候群とは?少なくともいずれかの家族に、自閉スペクトラム症(ASD)特性などによる、共感性や情緒的表現の障害がある
夫や妻、子ども、友人など、身近な人に自閉スペクトラム症(ASD)があることで、コミュニケーションの難しさなどによる心的ストレスから不安障害や抑うつ状態、PTSD(心的外傷後ストレス障害)などの心身症状が起きている状態を指す言葉です。
- 家族との関係において情緒的交流の乏しさを起因とした激しい対立関係、精神または身体の虐待、人間関係の満足感の低下がある
- 精神的もしくは身体的な不調、症状(自己評価の低下、抑うつ状態、罪悪感、不安障害、不眠症、PTSD、体重の増減など)がある
- さらに「その事実を他の人に伝えても理解をしてもらえない、信じてもらえないこと」も加わります。
自閉スペクトラム症(ASD)には「社会性と対人関係・コミュニケーションの困難」「行動や興味の偏り」の特徴があるといわれています。
カサンドラ症候群正式な疾患名ではありません。カサンドラ症候群以外にも、「カサンドラ情動剥奪障害」「カサンドラ状態」などと表現されることもあります。
私の場合は元夫きっかけ
元夫がずっと「なんか変だ」と感じていて、(当時は全然知らなかったけど)あの時を振り返れば、自閉スペクトラム症(ASD)の特徴に多くあてはまる部分があって、それはそれは苦しみました。
興味関心、趣味はひとつ、モータスポーツそれも4輪だけ。
以前草彅剛が、歴代ツールドフランスの勝者を全部記憶してるって役をドラマをやってましたが、あんな感じで、好きなことの過去記録はとんでもない勢いで出てくる人でした。
最初に会った時に延々と歴代F1ドライバーについて語っていた様子が忘れられません。
私もレース好きやけど、その話しかしないってどうなん?って。
読書しないし向学心もない。
自分がおかしいのかもしれない、という不安
こんなこと聞ける付近の知り合いもいなかったし、以前の関わりの中での知人に夫の状態を話したら話したで、
「優しそうないい人やん」
「子どもの世話はやるんでしょ?」
「呑む打つ買うじゃないんやし」
「稼いでくるだけマシじゃない」
「子どものためには目をつぶってあげれば」などと言われ、理解してくれる人は誰一人おらず。
わがままとか贅沢な悩みだと言われてしまって、「えっ?そうなの?やっぱり私が悪いの?」
どうとらえたらいいのか判断する材料がなくて、ただただ、夫と義両親を刺激しないように日々我慢してました。
しかしもうどうにも自分は発狂しそうだったので、ある日勇気を出して子育てサロンに行き、様子を伺いながら恐る恐る話してみたら、義実家ごとおかしかったとわかり、離婚を決意したんです。
カサンドラかもしれない人は意外と多い
元夫のような人は、実は意外とたくさんいるものです。実際、バイト先にも「多分そうなんだろう」という人がいますしね。
だから、カサンドラになりかけている・なっている人も、結構いるんじゃないかなと思います。
彼ら(ASDは男性に多い)は、幼少期に適切に指導を受けていれば、特性と上手に付き合い、社会でそれなりにやっていけるようですが、元夫の親も同様の傾向であるため、幼少期の特徴的なエピソードを聞けばすぐピンと来るはず、でも見過ごされました。そのせいで私は、、、ひどい目に遭いましたよ、ほんとに。
親に知識さえあれば、もう少し本人が生きやすくなるようなサポートができたはずなのに、と思うと、義両親に「ボーっと生きてんじゃねーよ!!」と言いたいです。
一方、『単なる脳の機能障害なのに、彼を見捨ててしまった私はひどい人間だ、なんとか治療するように言ってあげることもできたんじゃないか?』という気持ちがしばらくありました。
話し合うこと、意見の擦り合わせができない相手であったので、それももうしょうがないことです。
なんしか大事な話ほどいつも私を全否定な、3対1(必ず向こうの親の意見を押し付けられる)だったもので、辛かったですよー。
もしかして?と苦しんでいる人に
私は、離れてからは、「私が変なのかな?もっと我慢すればよかったのかな?」などと思い詰めることはなくなりました。
「助けて!」って言えたこと、「あなたは変じゃない」って言ってもらったこと、そこからいろんな人に助けてもらったから抜け出せました。
配偶者暴力相談センターに行ったし、そこでモラハラDVっていう証明書を発行してもらったので、スムースに健康保険を切り替えて、転出作業を進められました。
ほんとに大変だったけど、私は今、私として、誰の機嫌を伺うことなく暮らせており、自由を楽しんでいます。あの時逃げてよかったです。
私の場合は、彼の周囲の人も一緒に敵対してきたので、彼との関係を断つことでしか自分を取り戻すことができませんでしたが、そこまでせずとも、ほどほどに良好な関係を保つ方法はあるようです。
カサンドラだからと言って、あなたが不幸でなければ別にいいと思います。
今、もし彼に「あの時はこんなだったから離れたんだよ」って言っても、きっとまだ理解できないと思います。
自分はいつも必ず正しいと根拠なく信じてるから。
というわけで、「あれ?これってなんか変だよね?」とあれもこれもが引っ掛かるなら、一度調べてみてください。
私の情報があなたのヒントになりましたら幸いです。
では、またー。
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