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カサンドラ症候群から脱却するために必要なこと

2025/02/16
カサンドラ症候群から脱却するために必要なこと

  いつもご覧いただきありがとうございます!


今日は先日書いた、ちまたにモラハラ夫があふれている理由ともつながるお話です。


実は私もこの症状があった時期がありまして。
あれっ?と思ったら~カサンドラ症候群

カサンドラ症候群とは、パートナーとのコミュニケーションがうまくいかず、孤独感無力感に陥る状態のことです。

アスペルガー症候群(自閉スペクトラム症・ASD)傾向のあるパートナー を持つ人に多く見られると言われていますが、

実際には、

  • パートナーとのコミュニケーションがうまくいかない、
  • 感情的な交流が難しい
というような状況であれば、
どのような関係性でも起こりうるものじゃないかなと思います。


カサンドラ症候群になりやすい状況

モラハラ夫との関係では、妻は常に夫の言動に振り回され、精神的に疲弊してしまいます。
夫のモラハラによって、妻は自信を失い、自己肯定感が低下し、孤独感を深めていくことがあります。
このような状況が続くと、カサンドラ症候群の症状が現れることがあります。


モラハラ夫との関係でカサンドラ症候群になりやすい状況としては、以下のようなものが挙げられます。


  1. モラハラ夫の支配的な言動
    妻をコントロールしようとし、人格を否定するような言葉を浴びせる
  2. コミュニケーションの欠如
    夫が自分の気持ちをうまく伝えられず、妻の気持ちを理解しようとしない
  3. 周囲の無理解
    夫のモラハラを周囲に理解してもらえず、孤立感を深めてしまう
  4. 妻の共感性の高さ
    夫の気持ちに寄り添おうとするあまり、つらい気持ちを抱え込んでしまう

これらの状況に当てはまる場合は、カサンドラ症候群を発症するリスクが高まります。


カサンドラ状態から抜け出すには?

①自分の気持ちを整理する(メンタルオーガナイズ)


カサンドラ症候群になると、「私が間違ってるのかな?」「私さえ我慢すれば…」 と思い込んでしまうことが多いです。

でも、あなたの感じている 「寂しい」「わかってほしい」 という気持ちは誰もが持つもの。

まずは、自分がどんな気持ちを抱えているのか【整理する】ことが大切です。


  1. 「今の関係で何がつらいのか?」を書き出してみる
     → 例「話しても伝わらない」「共感してくれない」「一緒にいるのに孤独」
  2. 「どうなれば自分は楽になれるのか?」を考える
     → 例「自分の話を聞いてくれる人がほしい」「ひとりの時間を確保したい」
  3. 「できること・できないこと」を分ける
     → 例「相手を変えることはできない、でも自分の行動は変えられる」

自分の気持ちを「見える化」することで、何から対処すればいいかが見えてくると思います。


②「相手に期待しすぎない」ことを受け入れる


カサンドラ症候群の大きな原因は、「相手に共感してほしいのに、期待通りの反応がないこと」かと思います。


でも、ASD傾向のある人は、「共感する力」が弱いことが多いし、モラ夫な言うまでもないです。

だから、「わかってもらおうと頑張る」より、「違う価値観の人なんだ」と受け入れるほうが楽になることもあります。


  1. 「この人には共感が難しい、でもそれがすべてではない」と考える
  2. 「わかってほしいこと」は、パートナーではなく信頼できる人に話す
  3. 「この人にはどう伝えれば伝わるのか?」を研究する(結論から話す・視覚的に伝える etc.)

「変わってほしい」と思うとつらくなるけど、

「この人はこういう特性なんや」と思うだけで、ちょっとだけ気持ちが楽になります。


③ひとりにならない!相談できる人を作る


カサンドラ状態がつらいのは、「誰にも理解してもらえない」「話しても否定される」 と思ってしまうこと。

実際、勇気を出して、恥を忍んで打ち明けても、「あなたの我慢が足りないだけよ」などと否定されることがあります。

でも、あなたの気持ちを理解し、受け止めてくれる人は必ずいます。

「ひとりで抱え込まない」ことが、脱却の第一歩なんです!


  1. カサンドラ症候群の相談窓口やサポートグループを探す
  2. 友人やカウンセラーに話す(「否定しない人」を選ぶ)
  3. ライフオーガナイズの考え方で「自分の時間」を確保する

特に、「話を聞いてくれるだけでいい」ってときもあります。

身近にそういう人がいない場合は、オンラインのコミュニティや、カウンセリングを活用するのもおすすめです。
玉石混交ではあるので、見極めが難しい場合は精神科の受診をお勧めします。


④自分の幸せのために「できること」を増やす


カサンドラ症候群の人は、「自分が我慢すること」「相手に合わせることが当たり前」になってしまっていることが多いので、

「私はどう生きたいのか?」を考えることが、自分を取り戻す第一歩になります。

  1. 「私が好きなこと」を思い出す(趣味・リラックスできる時間)
  2. 「私が大事にしたい価値観」を考える(安心感・自由・挑戦 etc.)
  3. 経済的・精神的な「自立」を少しずつ進める

「相手に合わせる」のではなく、「私の人生を取り戻す」ことを意識するだけで、相当変わります。


 ⑤ 場合によっては「距離をとる」選択も視野に


もし、カサンドラ状態が続いて「もう限界…」と思うなら、「物理的な距離をとること」 も考えるべきです。

一緒にいることで 「私はダメなんだ」 と思ってしまうなら、少し離れてみることで、自分を取り戻せる場合もあります。


  1. 別居を検討する(実家・友人宅・短期賃貸など)
  2. 仕事や趣味を増やして、相手との接触時間を減らす
  3. 自分の「逃げ場」を確保する(カフェ・図書館・リラックスできる場所)

「離れるなんて大げさな…」と思うかも知れませんが、「本来の自分を取り戻す」ためには、物理的な距離をとることが必要な場合があります。



カサンドラ症候群は、決して「あなたが弱いからなるもの」ではありません。

心が通わない、という苦しさを抱えながらも、毎日をなんとか切り盛りしているあなたは、すでにめちゃくちゃがんばってはりますよ。


努力が「報われる形」にならないと、どんどん消耗してしまうのは誰でも同じです。

まずは「誰かに話す」ことから始めてください。

私も30分無料相談お受けできますよ。


というわけで、私の発信があなたのヒントになりましたら幸いです。

 
では、またー。
 
ライフオーガナイズの基本理念
『ニーチェの言葉から』

 This is my way.
これは私のやり方です。
 What is your way?  あなたはどんな風にしますか?
 The way does not exist.  唯一の方法(正解)なんてないんですよ。

 


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