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目標設定がメンタルを安定させる理由
目標がないとどうなるか?
レースの世界では「結果がすべて」と思われがちです。
しかし、出るレースで「勝つ」「表彰台に乗る」以外の目標がないままだと、自他ともに評価基準が順位やタイムといった、「結果」だけになってしまいます。
「勝てたか、順位はどうだったか」
そこだけで自分の価値を判断するようになると、思い通りにならなかった日のダメージがとても大きくなります。
「自分には才能がないのではないか」
「向いていないのではないか」
と、必要以上に自分を責めてしまうこともあります。
これが続くと、メンタルは不安定になり、走ること自体が苦しくなってしまいます。
結果目標と行動目標の違い
そこで大切なのが、「結果目標」と「行動目標」を分けて考えることです。
結果目標とは、優勝する、表彰台に立つといったものです。
一方で行動目標とは、「今日何を意識して走るか」「どんな準備をするか」といった、自分でコントロールできる目標です。
結果は天候やマシン、周囲の状況にも左右されますが、行動は自分次第で必ず実行できます。
行動目標がある人のメンタル
行動目標を持っている人は、メンタルが安定しやすくなります。
なぜなら、「今日はこれができたかどうか」という明確な基準が自分の中にあるからです。
たとえ結果が思うように出なかったとしても、
「決めた準備はやり切れた」
「意識すると決めたことは守れた」
そう振り返ることができれば、気持ちは大きく崩れません。
この積み重ねが、折れにくいメンタルをつくっていきます。
目標は自分を縛るものではない
目標というと、「自分を追い込むもの」「プレッシャーになるもの」と感じる人もいます。
しかし本来、目標は自分を縛るものではありません。
迷ったとき、感情が揺れたときに戻ってこられる「基準」をつくるためのものです。
目標があるからこそ、冷静に自分を立て直すことができます。
レースにおける具体例
たとえば、
・全ラップで5コーナーのブレーキングポイントを安定させる
・必ず自分から挨拶をする
・走行後にマシンを掃除する
これらはすべて行動目標です。
技術だけでなく、人としての信頼や評価も、こうした日常の積み重ねで育っていきます。
今日のポイント
目標は、感情のハンドルです。
不安や焦りで気持ちが乱れそうなときでも、進む方向を思い出させてくれます。
速さを追い求める前に、安定して走り続けられる土台を整えること。
それが、長く愛される一流ドライバーへの確かな一歩になります。次回、目標と目的の違いについてお伝えします。
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