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本のご紹介~認知症世界の歩き方

2025/03/20
本のご紹介~認知症世界の歩き方

  いつもご覧いただきありがとうございます!


今日は、本のご紹介。

認知症世界の歩き方 筧 裕介 , 樋口直美他著


※画像クリックでAmazonに飛びます



少し前にブームになりましたこちらの本。


よりよく生きるための終活講座 season5を主催している私ですが、
企画当初は
「とりあえずうちの子どもたちのことどうする!」

「それから子育て終わった後どうする⁈」
っていう意識だけで、正直老化で認知機能が衰えるっていうことは、まったく重要視しておらずでした。


カリキュラムを考えるにあたって、相方のガッキーが、「実際死ぬまではどうなるかわからないよ」と諸々指摘してくれて、必要な準備をあれこれ教えてくれたんです。


そうこうしているうちに、うちの母がちょっとずつ記憶に自信を失くしだし、「忘れるのが怖い」と泣いていたそうで、それなら周りの家族も支えられるように知識を仕入れようか、となり、父や妹、別居の弟もそれぞれ読んでみることにしたのがこの本です。


この本は、認知症の人がどんな世界を生きているのかを、まるで旅行ガイドのように「体験型」で教えてくれます。


たとえば、「時間がバラバラの国」では、過去と現在の区別があいまいになる様子を、

「音が飛び交う国」では、周りの音が混ざり合ってしまう感覚を、物語を通して追体験できます。


読んでみて思ったのは、

認知症というのは、「記憶がなくなる」だけじゃなくて、「世界の感じ方が変わる」ということ。

うちの母が「忘れるのが怖い」と言うのも、ただ単に物忘れが増えることだけやなくて、「自分のいる世界が違って見えてしまう不安」とか、「取り残されてしまう不安」があるのかも?と気づかされました。


この本を家族みんなで読んでみて、母の気持ちに少しでも寄り添えたらと思いますし、
何より「認知症の人の世界を具体的に想像できること」が、周りの大きな一歩になる気がします。


そんなわけで、もし家族や身近な人に認知症と向き合う人がいるなら、ぜひこの本を読んでみてほしいなと思っています。


NHKではアニメーションや取材による認知症の方の見え方、感じ方をまとめた短い番組集がありましたので、よかったらそちらも参考にしてみてください。


『認知症とともに、幸せに生きる未来をつくるきっかけになれば』と著者もおっしゃってます。

若年性にかかる可能性もありますし、長生きしたらますますなる可能性が高まります。
まず知ることで不安を軽減したり、備えたりしていきましょう。



では、またー。
 
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『ニーチェの言葉から』

 This is my way.
これは私のやり方です。
 What is your way?  あなたはどんな風にしますか?
 The way does not exist.  唯一の方法(正解)なんてないんですよ。

 

ラジオ、聴いてくださいね!

過去放送分も配信しています。
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