2025年1月11日(土)10時30分から開催
2025年も年間通して開催できるようにがんばります!
能登半島の地震から1年を過ぎても、ほとんど何にも変わっていないという地元の方のポストをXで見ます。
なんでこんな国になってしまったんでしょうか。
自分に責任のない天災にまで、自己責任というのはひどすぎます。
さて、そうはいっても今、何かあったときには助けが来なさそうですから、自分で家族を守るためにできることを増やすしかありません。
私が訓練を重ねているパッククッキングは、主に在宅避難を想定しているものです。
地震は滅多になくても、積雪・大雨や台風で停電、というのはよくあることなので、みなさんも家にあるものをフル活用して、無理なく無駄なく生き抜きましょう。
初めて湯煎調理にチャレンジする方にも、冒頭でしっかりと基本事項の説明時間を取ろうと思いますので、ご安心ください。
実際、やり始めてからわからないことがいっぱい出てくると思いますので、都度遠慮なくご質問くださったらけっこうです。
キッチンその他、背景の散らかりが気になるという方もいらっしゃるでしょうが、私は見慣れておりますのでお気になさらず。
他の参加者の方も、ご自身の作業で手一杯になられますので、よそのおうちをじっくり見てる余裕はございません。
いろいろ気にしすぎず、気楽にご参加ください。
当日の流れ
- 手順説明
- 調理スタート
- 湯煎中…被災時の備えについて解説
- 完成後 試食
- 感想シェア
- アンケート回答~12時終了
※試食後のアンケートにお答えくださった方には、当日のメニューを印刷して保管できるレシピシートをプレゼントしています!
では張り切ってまいりましょうー!
必要な調理器具
- 深さ7㎝以上の鍋・フライパン(人数が多い場合は分けて調理するなど工夫が必要、提供直前に再度温めてください)
- 鍋底と同径程度の耐熱皿か布巾
- カセットコンロ
- カセットボンベ
- 水
- ボウル(ポリ袋を被せられるサイズ)
- 調理用はさみ
- 耐熱ポリ袋(厚さ0.009㎜以上) 3-4枚
- 使い捨て手袋
- ウエットティッシュ
- 布巾かタオル
- 割りばしか輪ゴム・ダブルクリップ
ポイント
- 各家庭それぞれの冷蔵庫内にある、常備食材を中心に、常温保存食材を組み合わせたメニューを探すこと
- 省エネ・省ゴミのため、ひとり分ずつに分けて作ること
短時間で仕上がるのでその分ガス消費を抑え、さらに個別提供で洗い物をなくして水を節約、ゴミも最小限にします。
ごはん
出来上がり量 115g(1膳分) ※米1に対し水1.5で計算
- 水 75ml
- 米 50g 無洗米がおすすめ(なくても洗わずに炊きます。充分おいしい)
- 袋の中で30分吸水させ、鍋には水から入れて強火で沸騰させる
- ポコポコした状態で20分、90℃で5分
- お湯から上げてタオルでくるみ、5分蒸らす
プルコギ
参考 アイラップレシピ(山と渓谷社)
材料 ふたり分
- 牛肉切り落とし(ひと口大) 200g
- 玉ねぎ(薄切り) 1/4個
- にら(5cm) 1/2束
- 調味料
にんにく・しょうが(みじん切り) 5g
しょうゆ 大1と1/2
酒・砂糖 大1
コチュジャン 小1
ごま油 大1/2
いりごま 小2
- 牛肉と野菜、調味料を袋に入れてよく揉み、空気を抜いて袋の上の方で結ぶ
- 1を15分湯煎する
【しっかり揉みこむのがポイント】
参考 アイラップレシピ(山と渓谷社)
材料 ふたり分
- 豚バラスライス(短冊切り) 2枚
- えのき (長さを半分に)50g
- 豆腐(2cm角) 100g
- 鶏ガラスープ(顆粒) 小1
- 酢 大2
- しょうゆ 大1
- 片栗粉 小1
- 袋に材料をすべて入れ、空気を抜いて袋の上の方を結ぶ
- 1を15分湯煎する
- ラー油(分量外)をたらす
じゃがりこでポテトサラダ
こちらはおまけ。
わが家で大人気、スナック活用メニューです。
みなさんは作らなくてもOKですが、
うちの息子たちは「パッククックといえばこれ!」と誤解しているようなので私は作ります。
楽しみにできるメニューがあるのはいいことかなと思っています。
- じゃがりこ(たらこバターがおすすめ) 1個 固さの調節に使うのでちょっと抜いて確保
- お湯 カップの2/3くらいまで
- きゅうり 1/4本
- ハム 1/2枚~1枚
- マヨネーズ 大さじ1/2
- 塩コショウ 好みで
- じゃがりこのカップにお湯を入れてフタをし、3分程度待つ。
- 柔らかくなったポテトを混ぜる(堅い場合はお湯、緩い場合はじゃがりこを足す)。
- ハムを手でちぎり、きゅうりをスライサーで薄く切り、どちらもカップに入れる。
- マヨネーズを入れて和え、塩コショウで味を調える。
災害時は水が貴重です。
手洗いを含め、調理器具・食器の洗い物を出さない工夫がどれだけできるか?というアイデアをシェアし、ちょっとでも楽しみながら、おもしろがりながらできたらと思います。