2025年3月11日(火)10時30分から12時に開催
東日本大震災から14年です。
早いものですね。
でも原発の廃炉作業は遅々として進まず。
そもそもこんなに地震が多発する国での建設が適切だったのか?という検証すらまともにされないままです。
70年代には最先端だったかもしれないけど、今となっては古代遺跡のような制御システムです。
そのままで再稼働しようとしているなんて、狂気ですよね。
さて。能登半島の地震もそうですが、極寒の対策って、みなさんどうされてますか?
家で避難できる分には、お布団があるからとりあえず大丈夫でしょうけど、家から逃げないといけなかったら、どうされますか?
非常持ち出しの中身は、季節に合わせて入れ替えが必要なんです。
寒い時期は寒さ対策、暑い時期は暑さ対策です。
衣替えと同様、半年ごとに見直してくださいね。
私が訓練を重ねているパッククッキングは、主に在宅避難を想定しているものです。
停電したときに、まず冷蔵庫の中身を使い切ってほしい。
そのためには経験値が必要です。
買い物の仕方も、買うものも、すべてが被災想定に変わります。
だって、いつ起こるかわかりませんから。
っていうくらい、意識改革をしてほしい。
でも「そんなおおげさな!」って思ってほしくない。
はじめの一歩として、とりあえずやってみてもらえたらいいなと考えています。
初めて湯煎調理にチャレンジする方にも、冒頭でしっかりと基本事項の説明時間を取りますので、ご安心ください。
実際、やり始めてからわからないことがいっぱい出てくると思いますので、都度遠慮なくご質問くださったらけっこうです。
キッチンその他、背景の散らかりが気になるという方もいらっしゃるでしょうが、私は見慣れておりますのでお気になさらず。
他の参加者の方も、ご自身の作業で手一杯になられますので、よそのおうちをじっくり見てる余裕はございません。
いろいろ気にしすぎず、気楽にご参加ください。
当日の流れ
- 手順説明
- 調理スタート
- 湯煎中…被災時の備えについて解説
- 完成後 試食
- 感想シェア
- アンケート回答~12時終了
※試食後のアンケートにお答えくださった方には、当日のメニューを印刷して保管できるレシピシートをプレゼントしています!
では張り切ってまいりましょうー!
必要な調理器具
- 深さ7㎝以上の鍋・フライパン(人数が多い場合は分けて調理するなど工夫が必要、提供直前に再度温めてください)
- 鍋底と同径程度の耐熱皿か布巾
- カセットコンロ
- カセットボンベ
- 水
- ボウル(ポリ袋を被せられるサイズ)
- 調理用はさみ
- 耐熱ポリ袋(厚さ0.009㎜以上) 3-4枚
- 使い捨て手袋
- ウエットティッシュ
- 布巾かタオル
- 割りばしか輪ゴム・ダブルクリップ
ポイント
- 各家庭それぞれの冷蔵庫内にある、常備食材を中心に、常温保存食材を組み合わせたメニューを探すこと
- 省エネ・省ゴミのため、ひとり分ずつに分けて作ること
短時間で仕上がるのでその分ガス消費を抑え、さらに個別提供で洗い物をなくして水を節約、ゴミも最小限にします。
ごはん
出来上がり量 115g(1膳分) ※米1に対し水1.5で計算
- 水 75ml
- 米 50g 無洗米がおすすめ(なくても洗わずに炊きます。充分おいしい)
- 袋の中で30分吸水させ、鍋には水から入れて強火で沸騰させる
- ポコポコした状態で20分、90℃で5分
- お湯から上げてタオルでくるみ、5分蒸らす
茶碗蒸し
材料(2人分)
- お吸い物の素 1袋
- 卵 1個
- 鶏肉(小さめに切る) 30g
- かまぼこ(あれば)4枚
- 水 90ml
- ネギ 適量
- 材料をすべて袋に入れ、よく揉みこんで混ぜ合わせる
- 袋の空気を抜いて上の方を結び、鍋に袋を入れ、中火にして10分湯煎する
- 湯から袋を取り出して出来上がり
じゃがりこでポテトサラダ
こちらはおまけ。
わが家で大人気、スナック活用メニューです。
みなさんは作らなくてもOKですが、
うちの息子たちは「パッククックといえばこれ!」と誤解しているようなので私は作ります。
楽しみにできるメニューがあるのはいいことかなと思っています。
- じゃがりこ(たらこバターがおすすめ) 1個 固さの調節に使うのでちょっと抜いて確保
- お湯 カップの2/3くらいまで
- きゅうり 1/4本
- ハム 1/2枚~1枚
- マヨネーズ 大さじ1/2
- 塩コショウ 好みで
- じゃがりこのカップにお湯を入れてフタをし、3分程度待つ。
- 柔らかくなったポテトを混ぜる(堅い場合はお湯、緩い場合はじゃがりこを足す)。
- ハムを手でちぎり、きゅうりをスライサーで薄く切り、どちらもカップに入れる。
- マヨネーズを入れて和え、塩コショウで味を調える。
災害時は水が貴重です。
手洗いを含め、調理器具・食器の洗い物を出さない工夫がどれだけできるか?というアイデアをシェアし、ちょっとでも楽しみながら、おもしろがりながらできたらと思います。