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あれっ?と思ったら~カサンドラ症候群

2023/04/07
あれっ?と思ったら~カサンドラ症候群

  いつもご覧いただきありがとうございます!


私は結婚後、カサンドラ状態になりました。


カサンドラ症候群

カサンドラ症候群とは?
夫や妻、子ども、友人など、身近な人に自閉スペクトラム症(ASD)があることで、コミュニケーションの難しさなどによる心的ストレスから不安障害や抑うつ状態、PTSD(心的外傷後ストレス障害)などの心身症状が起きている状態を指す言葉です。
少なくともいずれかの家族に、自閉スペクトラム症(ASD)特性などによる、共感性や情緒的表現の障害がある
  • 家族との関係において情緒的交流の乏しさを起因とした激しい対立関係、精神または身体の虐待、人間関係の満足感の低下がある
  • 精神的もしくは身体的な不調、症状(自己評価の低下、抑うつ状態、罪悪感、不安障害、不眠症、PTSD、体重の増減など)がある
  • さらに「その事実を他の人に伝えても理解をしてもらえない、信じてもらえないこと」も加わります。

自閉スペクトラム症(ASD)には「社会性と対人関係・コミュニケーションの困難」「行動や興味の偏り」の特徴があるといわれています。

 

カサンドラ症候群正式な疾患名ではありません。カサンドラ症候群以外にも、「カサンドラ情動剥奪障害」「カサンドラ状態」などと表現されることもあります。


私の場合は元夫きっかけ

元夫がずっと「なんか変だ」と感じていて、(当時は全然知らなかったけど)あの時を振り返れば、自閉スペクトラム症(ASD)の特徴に多くあてはまる部分があって、それはそれは苦しみました。


結婚前は、「世界的大企業に勤め、きちんとして頼りになりそうに見えた男性」だった元夫は、共に生活を始めると、いろいろとこだわりが強く、ルーティンは決して崩さない、目に見えることには一定の理解を示すが、見えないもの(感情など)は無視、そもそも人に関心がなく、自身の母親を「バカ」呼ばわりする一方で「(自身の)親に黙って従え」と言ってきたり、さっぱり訳が分からない状況で、私にはとても彼からの愛情が感じられない状態で、それに非常なケチでした。

興味関心、趣味はひとつ、モータスポーツそれも4輪だけ。

以前草彅剛が、歴代ツールドフランスの勝者を全部記憶してるって役をドラマをやってましたが、あんな感じで、好きなことの過去記録はとんでもない勢いで出てくる人でした。

最初に会った時に延々と歴代F1ドライバーについて語っていた様子が忘れられません。

私もレース好きやけど、その話しかしないってどうなん?って。


読書しないし向学心もない。

ベストセラー本の話もできないっていうのは、かなり辛かったですね。

主に部下の教育についてなど、人間関係への愚痴をよく漏らすので、対処法を私が提案しようものなら三白眼で激怒する、という。
私も部下をもって働いてたので、人材育成にはコーチングとかマネジメントくらい勉強するもんだと思ってたんですよね。
なのに、部下の側に責任感が足りないとか向上心がないだとか、工夫が足りないだとか人を責めてばかり。
自分では何も学ぼうとしないので、週末の講座を勧めてみたら、「なんで休日に仕事の勉強を入れる必要がある!!」とブチ切れられました。
しかも、「仕事のことがお前に分かるわけがない!」と言われましてね…。

自分がおかしいのかもしれない、という不安

他にもまだまだエピソードには事欠きませんが、今でこそネタとして笑えてはいるものの、あまりにも違和感を感じることが多すぎて、当時は、
「このあたりだけまだ明治時代みたいな独特の風土なのかも知れない」
「おかしいのは本当に私なのかも知れない」と不安になってました。


こんなこと聞ける付近の知り合いもいなかったし、以前の関わりの中での知人に夫の状態を話したら話したで、

「優しそうないい人やん」

「子どもの世話はやるんでしょ?」

「呑む打つ買うじゃないんやし」

「稼いでくるだけマシじゃない」

「子どものためには目をつぶってあげれば」などと言われ、理解してくれる人は誰一人おらず。

なんで私だけそんな底辺の関係性で満足せねばならぬのか?パートナーに心の交流を求めてはいけないのか?

わがままとか贅沢な悩みだと言われてしまって、「えっ?そうなの?やっぱり私が悪いの?」


どうとらえたらいいのか判断する材料がなくて、ただただ、夫と義両親を刺激しないように日々我慢してました。

しかしもうどうにも自分は発狂しそうだったので、ある日勇気を出して子育てサロンに行き、様子を伺いながら恐る恐る話してみたら、義実家ごとおかしかったとわかり、離婚を決意したんです。

それからもまた大ネタがあるんですけどね(笑)。


カサンドラかもしれない人は意外と多い

元夫のような人は、実は意外とたくさんいるものです。実際、バイト先にも「多分そうなんだろう」という人がいますしね。

だから、カサンドラになりかけている・なっている人も、結構いるんじゃないかなと思います。


彼ら(ASDは男性に多い)は、幼少期に適切に指導を受けていれば、特性と上手に付き合い、社会でそれなりにやっていけるようですが、元夫の親も同様の傾向であるため、幼少期の特徴的なエピソードを聞けばすぐピンと来るはず、でも見過ごされました。そのせいで私は、、、ひどい目に遭いましたよ、ほんとに。

親に知識さえあれば、もう少し本人が生きやすくなるようなサポートができたはずなのに、と思うと、義両親に「ボーっと生きてんじゃねーよ!!」と言いたいです。


一方、『単なる脳の機能障害なのに、彼を見捨ててしまった私はひどい人間だ、なんとか治療するように言ってあげることもできたんじゃないか?』という気持ちがしばらくありました。

でも、どういうわけか人一倍プライドの高い人だったので、そんなこと言ったらガチDVになってたかもしれない、とも思います。

話し合うこと、意見の擦り合わせができない相手であったので、それももうしょうがないことです。

なんしか大事な話ほどいつも私を全否定な、3対1(必ず向こうの親の意見を押し付けられる)だったもので、辛かったですよー。


もしかして?と苦しんでいる人に

私は、離れてからは、「私が変なのかな?もっと我慢すればよかったのかな?」などと思い詰めることはなくなりました。


「助けて!」って言えたこと、「あなたは変じゃない」って言ってもらったこと、そこからいろんな人に助けてもらったから抜け出せました。

配偶者暴力相談センターに行ったし、そこでモラハラDVっていう証明書を発行してもらったので、スムースに健康保険を切り替えて、転出作業を進められました。

ほんとに大変だったけど、私は今、私として、誰の機嫌を伺うことなく暮らせており、自由を楽しんでいます。あの時逃げてよかったです。


私の場合は、彼の周囲の人も一緒に敵対してきたので、彼との関係を断つことでしか自分を取り戻すことができませんでしたが、そこまでせずとも、ほどほどに良好な関係を保つ方法はあるようです。

物理的に距離を置く、別居がいちばんよいようですけれどもね。


カサンドラだからと言って、あなたが不幸でなければ別にいいと思います。

依存しあう関係も、お互いがよければそれは幸せなんじゃないでしょうか。

しかしどちらかが苦痛を感じているとしたら、解放されるべきだと思います。

今、もし彼に「あの時はこんなだったから離れたんだよ」って言っても、きっとまだ理解できないと思います。

自分はいつも必ず正しいと根拠なく信じてるから。


というわけで、「あれ?これってなんか変だよね?」とあれもこれもが引っ掛かるなら、一度調べてみてください。

そして、あきらめないでください。
抜け出す方法は必ずあります!


私の経験でよければお話しします。お気軽に ご相談 お申し込みフォームから30分無料相談をご活用くださいね。


私の情報があなたのヒントになりましたら幸いです。

 では、またー。
 
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『ニーチェの言葉から』

 This is my way.
これは私のやり方です。
 What is your way?  あなたはどんな風にしますか?
 The way does not exist.  唯一の方法(正解)なんてないんですよ。

 

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