おいそれとは手放してくれないことが多々あります。
無理に、あるいは強引に捨てた結果、勘当されるといった事態にも発展してしまうくらい、デリケートな問題なんです。
- ストック品をためてしまう
- 分別ルールが覚えられない
- 汚れに気づかない
- 食品の腐敗に気づかない
- 重い物が持てない
- 高い戸棚から物が出せない
- かがむのがつらく、低い戸棚から物が取り出せない
- 買い物に行きづらい
上記のような理由で、どんどんものが捨てられずに増えていく、ということもあります。
認知症を発症すると、認識レベルが下がってしまうので、これまでできていたことが難しくなってしまいます。
- ゴミを分別ができなくなる
- 曜日や時間の認識ができなくなり、収集日に出せない
自治体によっては、ゴミ出し援助を受けられるところがありますので、身体能力の低下を感じた時と合わせて、早めに行政サービスとつながるとよいかと思います。
コレクターとは違い、なんでもかんでも溜め込んでしまう、行動障害です。
- 毎日お風呂に入る・シャワーを浴びる
- 定期的な外出・通院・散歩などをする
- 毎日食事を摂る
こういった、生きていくうえで必要なケアを、自分で放棄してしまうことです。
ゴミも捨てません。
こういう傾向がある方は、孤独死に至りやすいので、特に注意が必要です。
親御さんはどのあたりだったでしょうか?
あてはまる部分があったでしょうか。
3の「認知症かな?」というあたりからは、ご家族でなんとかしようというよりは、プロを頼って任せる方がよいです。
地域包括支援センターに連絡してみましょう。
実際の片づけについても、ライフオーガナイザー®にご依頼いただく方が、親子で揉めずに済みます。
親御さんの最適を必死で見つける志高い者ばかりですので、ぜひ連絡をご検討ください。
さほどひどくなさそうであれば、まず、まだ実家に置いてある自分のものを撤収することからやってみましょう。
「ずっと置きっぱなしにしてて、ごめんね」
「長いこと預かってくれて、ありがとう」
と言いつつ、自分のものを片づけます。
キレイになった状態を見てもらい、
「部屋が片づくと便利で快適!」だということに気づいてもらえれば、もうそれでOKです。
次に帰ったら、もしかしたらほかの部屋も片づいているかもしれません。
そこまででなくても、ちょっとは掃除してあるかもしれませんよ。
また、『転倒の危険』を心配する面から、「片づけようか?」という声掛けもよいようです。
【地震のときに棚の上から物が落ちてきたり、足元が物だらけで転倒してしまった】という人は少なくありません。
実際、高齢者は骨折すると、そのまま寝たきりになってしまうケースも多いですし、その転倒場所で一番多いのは自宅と言われています。
万一の時のための、救急隊員の動線確保も重要ですので、玄関から寝室やリビングまでの床の上は、ぜひとも片づけていただきたいです。
「転倒したら危ないから、よけておくね」という声掛けなら、抵抗も少ないと思われます。
いくつになっても、親は親。
たまに会うからこそ、心配にはなりますが、尊厳を傷つけたりしなければ、円満に片づけることは可能です。
迷惑を掛けたくないという、親の気持ちも汲み取りつつ、ちょうどいい落としどころを見つけていけるといいですね。
私の情報があなたのヒントになりましたら幸いです。
では、またー。
ライフオーガナイズの基本理念
『ニーチェの言葉から』
This is my way.
これは私のやり方です。
What is your way?
あなたはどんな風にしますか?
THE way does not exist.
唯一の方法(正解)なんてないんですよ。
ラジオ、聴いてくださいね!
過去放送分も配信しています。
お申込み受付は3月より開始いたします。今しばらくお待ちください。