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私の終活 ひとり親の置かれている状況とは?

2023/01/26
私の終活 ひとり親の置かれている状況とは?

 いつもご覧いただきありがとうございます。


今日は、私も自分ごととしてしっかりと対処しなくてはいけない、ひとり親の終活について。

ひとり親家庭の実際

厚生労働省による、【令和3年度全国ひとり親世帯等調査】の結果が昨年末に公表されました。
まだ集計結果だけで、詳しい分析などをされている情報は見つけられませんでした。
私に解析能力があるのかどうか…?
気になった数字をひろってみたので共有しますね。

日本の全ひとり親家庭を調査したものではなく、一部の家庭のお話ですので、捉え方も参考程度ですが、直近の実態がある程度わかるのではと思います。

労働状況

離婚前の女性の就労形態は、正社員35%、パート・アルバイト50.4%で、15%程度は無職(専業主婦)でした。
専業主婦から、離婚後就業された人の内訳は、正社員40.5%、パート・アルバイト45.8%、自営5.6%、派遣4.3%などとなっています。

やはり正規雇用の壁は高いですね。

ひとり親の父は、総数の約30%程度のようです。
離婚前から働いている人がほとんどで、
就労形態は正社員74.1%、自営13.9%、役員5.5%、パート・アルバイト3.2%など。

副業をしている人の割合は、父7%、母7.8%と、意外にも低かったですが、その分その方たちは壮絶であることが考えられます。

帰宅時間の平均についても調査されております。興味深い。
平均帰宅時間~18時まで18~20時20~22時22~24時深夜・早朝 不定
ひとり親 父24%45.5%13.5%3%2.4%11% 
ひとり親 母36.7%43.7%5.8%1.5%1.8%9% 

低収入

多くのひとり親は、1馬力のワンオペ暮らし。
特に母については非正規雇用が過半数で、平均的な1馬力に満たない人がいる。
帰宅時間からは、あまり残業する人がいないようにも見えます。
ということは、収入面でどうなんだろう?父にも不利な面がありそうです。

片方の親からの養育費の支払率は目を覆うばかりです(こちらも調査結果がありましたが、ここでは触れずにおきます)。
男性のバックレ率がひどいので、一応は、制度としては、離婚時に未払い分を給与から差し押さえができるようになっています。
この項目は、和解条項に入れるように弁護士や裁判所が勧めてくれますし、それによって守られる方もある程度いますが、そうでない場合が多いようです。
制度はあっても、回収に時間がかかることから、兵庫県明石市では養育費の立て替え払いをしてくれているようです。
全ひとり親家庭の子どもが、こうした制度で生活の保障を受けるべきだと思いますが、国は全然やらないんですよね。

コミュニティとのつながり

未婚・死別・DV・離婚。ひとり親になった過程もそれぞれに、いろんな理由があります。

離婚の場合は、
「『呑む・打つ・買う』でもないのに、我慢が足りない」と言われたり(いつの時代かと思うけど、これは平成。私の実体験です)、
「子どものためにもう何年かがんばってみたら?」
「いい人そうに見えるやん。何が不満なの?」
「(子どものために)復縁したらと思って、(独断で)あなたの居所を教えておいた」という親戚(なんですって!!!!即座にその方との絶縁を決めました。これらも全て実体験です)。
などなど。
上記のような、「良かれと思って」言われる言葉に、どれほど傷つき恐怖したことか。

自分を理解してくれる味方だと思っていた周囲からの厳しい批判を浴びたり、それによって疎遠になり、精神的に不安定になったり、病気になったりする人もいます。
未婚の場合でも同様に、周囲に理解されず、実親とも断絶するパターンがありますね。

そしてその傷を癒す間もなく、子育てのために必死のフル回転を続けて、体力もメンタルもギリギリ、という人がいます。

DVで離婚する時、相手に居所を知られたくない!と身を潜めて生活する場合があります。
その場合は、地域ともつながりを作ることが難しくなります。

当然ですが、困りごとを抱える人もいます。
どんなことで困っているか?調査項目がありました。※複数回答
ひとり親の困りごと住まい仕事家計家事健康親族の健康
介護
32.5%45.9%70.5%15.5%37.8%21.3%
17.6%33.6%54.4%35.6%35.8%26.9%
家計管理に困っている人が多いようです。
今の時代、両親ともに揃っていても、家計は厳しく、教育費はいくらあっても足りないですよね。ひとりだと尚更。

相談相手がいるか?という調査もされています。
相談相手の有無ありなし「なし」のうち「ほしい」
78.1%21.9%58.1%
54.7%45.3%47.6%
女性の方が関わりを作りやすいんでしょうか?誰かしらに相談できるという人が多いですね。(私は何を言われるか怖くて誰にも言えなくなりました。周りはみんな幸せそうに見えましたし、辛い話なんて聞かせたくなかったです。)

相談相手がほしい人の困りごと

住まい    

仕事家計家事 健康 

親族の健康

介護

42.8%55.9%77.5%23.5%50.7%26.1%
23.1%46.9%60%47.5%41.9%30%
この、「相談相手がほしい人」の困りごとを一番に訊きとって解決しないといけないと考えられます。
どこの誰に何を言ったらいいか、わからなくなっていることがあるからです。
「こういう社会福祉にライフオーガナイザーが関われたら、一番効果的なのになぁ」と思いますし、私にできることがあったらいいのに、と思いますが、なかなか現状は難しいです。

と、前置きでこんなに長くなってしまいました。
伝えたいことが多すぎます。
次回に続きます。

私の情報があなたのヒントになりましたら幸いです。

 では、またー。
 
ライフオーガナイズの基本理念
『ニーチェの言葉から』

 This is my way.
これは私のやり方です。
 What is your way?  あなたはどんな風にしますか?
 THE way does not exist.  唯一の方法(正解)なんてないんですよ。

 

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