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終活 リアルに迫る親の終末期~終活講座の学びと実際

2023/01/11
終活 リアルに迫る親の終末期~終活講座の学びと実際

 いつもご覧いただきありがとうございます。

今日は親の話です。

私の実両親

2人ともまだおりますが、70代後半になりました。

今までのブログなどをご覧の方はご存じかと思いますが、とても良いとは言えない間柄です。

特に母とは宗教問題があって、会話を拒否されています(実際には話しかけてきたり、返事もするので、「信条を徹底せんのかい!」とイラっとします)。
食事を一緒にすることも拒否されていますし、泊っていくなんてとんでもない。
もしどうしても泊まりたかったら、息子たちだけ屋内で、私は庭でテント、と言われています。
なのでいつも日帰りです。

さてそんな母は、骨髄腫かなんだかがわかりまして、昨年入退院を繰り返し、抗がん剤治療をしていました。

で、ほんとかどうかよくわからないけど、完治したと本人は言ってます。

それでも予防として、定期的に通院して何かしら治療をしているようです。


衰える母

運転免許はかなり前に返納してもらいました。

と言うのは、まず5~6年位前に、母は当時保育園児だった私の息子たちを乗せて車を運転していて、対向するとき脱輪しました。

道幅は余裕で、しかも運転の上手い人だったので、「え?」という気持ちがありました。
その後しばらくして別の場所で単独自損事故。

またその後、なんと電動自転車でも派手に転んで肩を骨折、入院手術となりました。


さすがに他の家族も「一人で外に出すのは危ない」と思ったようで、免許返納に至りました。

当時母がどう思っていたかは何も知りませんが、車に乗れなくなって、自転車も禁じられて、最初は不自由さにかなりイライラしていたようです。
仕方なくではありますが、同居の妹や、宗教の知人友人を頼ることを徐々に学び、電車も活用して、ようやく限られた中での自由を味わっているようです。

元々、長くうつ状態にあり服薬治療を続けていますが、近年は躁うつ病という診断に替わって、良い時も悪い時も自制が利かないように見受けられます。

私は母とは関係が良好とは言えませんし、また離れて暮らしていることもあり、私ができること・したいことというのはあまりありません。

たまに会うだけでも非常に傷つけられるし、できればもう会いたくないなと思ったりします。


とはいえ一緒に暮らしている妹にはかなりの負担です。

彼女は介護職ですが、プロとはいえ実親では気持ちも違います。

仕事として給料をもらうわけでもないのに、遠慮や配慮がなかったりする母に対して、よく怒っています。

母は、思考にしろ衝動にしろ、数年前から問題ではありましたが、ここのところそのブレーキ性能は機能していないのでは?と思うほど、いろいろと自制しにくくなっているような感じを見受けます。

妹に相談せず勝手に決めてしまって、勝手に実行して、周りは後から知るということが多発しています。

自分勝手が過ぎるのですが、父は「やりたいということはかなえてやりたい」派なので全く制御できておりません。

妹は相当の実害やストレスを被っているわけで、どうにかしないといけないところです。


それに加わってきたのが、本人も自覚するような、脳の認知機能の衰えです。

急速に老いを感じ、忘れてしまうことの恐怖を訴え「老いるのはいやだ」と言っているようです。

でも、今後の自分について1番不安に思っているのは本人。現状を必死でなんとか受け入れようとしながらも、なかなか受け止めきれずにいるようです。


実はヤバい両親

父も母も、一見普通に見えますが、実はかなりのコミュ障で友人も少なく、約50年一緒に暮らしていても、夫婦あまり理解し合えてないと感じています。しかし父は、できる限り母の希望を叶えたいという覚悟を決めているようです。

そんな2人なので、私たちきょうだいで何とか支えられるところは支え、本人たちの望みに近い形で、まぁまぁええ感じに人生の幕を引いてもらえたらええんちゃうかな?とフォロー体制を取ろうとしているところです。


妹と母の関係がこじれているので、母は関係改善を望んで、心理療法を受けようとしていますが、そこじゃないだろ、と私は思ってしまいます。でも聞かないし、何を選択しても、結果は本人が負うので何も言ってません。

父は抱え込んでしまうタイプ。

でも介護はそれではうまくいきません。

同居の妹や、別に住んでいる弟と、私、できる時にできることを協力するという意思は表明しています。

弟が、「どうにもならなくなってからというよりは、困った時にすぐ問題共有してほしい」と伝えました。


これからどうしていくのか

一昨年、ようやく家族LINEを弟が作るという、バラバラだった実家。

私ができることというのは、ガッキーとの「よりよく生きるための終活講座」を通じて知り得た知識を活用すること。

両親が今できることを伝え、具体的にやっておくことをアドバイスしたいなと思っていましたが、母には撥ねつけられました。


まぁ、妹の言うことも聴かないんだから、私の話を聴かないのはしょうがないですよね。

とはいえ、何もしないわけにはいきません。

今の母と、近い将来の父の、不安解消に役立てばと書籍 『認知症世界の歩き方』の紹介をしました。



家族でこれを読んでおけば、本人たちだけでなく、私たち子どもも、今後起こり得る状態を共有することができます。

いざその時が来た時に対処する術を持ち、また寄り添う準備をしておけます。

実は前々から興味深いと思っていた『認知症世界の歩き方』ですが、自分の身内がこういう事態になったので、やっと私も購入の決断をした次第です。


死ぬとは生きること

うちの親もそう、私自身もそうですが、「いつどんな風に亡くなるか」は誰にも選ぶことはできません。

でも「それまでどう生きるか?」は選ぶことができます。

誰でもいつかは死ぬのであれば、今何をしておけばいいのか、この先どんなものが必要か、または必要でなくなるのかを知っていれば後悔も減らせます。

私は、親のため、というよりは、ご自分のために、終活時間をとられることをお勧めしています。


好きなもの・大切なものに囲まれた豊かな暮らしを送ることができたらいいですよね。


私の情報があなたのヒントになりましたら幸いです。

 では、またー。
 
ライフオーガナイズの基本理念
『ニーチェの言葉から』

 This is my way.
これは私のやり方です。
 What is your way?  あなたはどんな風にしますか?
 THE way does not exist.  唯一の方法(正解)なんてないんですよ。

 

ラジオ、聴いてくださいね!

過去放送分も配信しています。

 

よりよく生きるための終活講座 season3は2023年4月より開講です。
お申込み受付は3月より開始いたします。今しばらくお待ちください。
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