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救命(蘇生)・延命については、自分の希望を伝えることもさることながら、親の希望も聴いておきたいものです。
高齢の親が、自宅で倒れているのを発見したら、どうするべきか?
ご存じですか?
え!!
どうしよう!!
こういう時どうするんだっけ?
呼吸確認
心拍確認
救急車!
AEDどこにあるっけ?
近所の人に取りに行ってもらおう!
こんなにパパっと頭が回って動けたら、いい方です。
こんなにできる人はあまりいません。
延命に関する希望を聞いていれば、若い人に対する救命と同じように動けばいいと思います。
基本的には、親だろうが、他人だろうが、人には誰に対しても救命義務があるからです。
しかし。
高齢で、持病・障害などがあり、生きることを楽しめていない場合はどうでしょうか?
家族の判断で勝手に救命(蘇生)措置をして、延命してもいいのでしょうか?
あるいは何もしないことを決めてよいのか?
一方で救命義務、一方で本人の尊厳を保つ、という板挟みになります。
下手に延命すると、本人にとっては苦痛を長引かせるだけになってしまう場合もあります。
が。
倒れている人を見て、何もしないわけにはいかない、という気持ちにもなる。
それも大いに理解できる状況です。
そういう大事な、デリケートな話題をどう取り扱うか?
めっちゃ訊きにくいけど、訊く以外に知る方法がありません。
「私はこうしてほしいと思ってるけど、父さん(母さん)はどう考えてる?」
親を大切に思っているが故の確認であることが伝わる訊き方になると、変な誤解なく話し合えることでしょう。
そして、相手から返ってきた答えについて、いいとか悪いとか、正しいとか間違っている、などとジャッジするのは厳禁。
どんな答えであっても、訊いた以上は尊重すべきです。
そして、その意思を書面に記してもらうことが大切です。
どちらも書面で示されていたら、救急隊に対しても、警察に対しても、病院に対しても提示して誤解を解くことができます。
『病気によるか事故によるか、いずれにしろ意思表示できなくなる場合がある』
そんな事態は誰にでも起こり得ます。
人が死ぬとき、その死に方やタイミングは選べません。
寿命で老衰、という方は減りました。
事故なのか病気なのか、ゆっくり死ぬのかあっという間に死ぬのか。
どんな死にざまであっても、
を問い続けることによって、亡くなる時の満足度を上げることが可能です。
ですから、親が健在なうちに、「どんな死に方がしたいか?」死にまつわる考えを聴いておくことが大切なんです。
ゴールを決めて、過程を選ぶ。どんなプロジェクトでも大切な考え方です。
幸福な死、満足の人生に向かっての道筋を探すことが、タブーであるはずがありません。
大切な家族だからこそ、話し合っていただきたいと思っています。
私の情報があなたのヒントになりましたら幸いです。
では、またー。
ライフオーガナイズの基本理念
『ニーチェの言葉から』
This is my way.
これは私のやり方です。
What is your way?
あなたはどんな風にしますか?
The way does not exist.
唯一の方法(正解)なんてないんですよ。
ラジオ、聴いてくださいね!
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