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レースの興行スタイル~光と闇~ 推しは推せる時に推せ その4

2025/01/26
レースの興行スタイル~光と闇~ 推しは推せる時に推せ その4

  いつもご覧いただきありがとうございます!


今日はまた推し活テーマです。


昨日、SUZUKA eMOTORSPORTS EXPERIENCE 2024-2025の1日目に行って来ました。
SuperFormulaやSuperGT、Super耐久・86BRZレース等で活躍する選手も来場して、レースカー同様のハンドルやペダル・シートが組まれたシミュレーターが大量に並ぶ鈴鹿市役所で、本格レースゲームを体験できるイベントで、プロ参加のデモレースもあります。

シミュレーターを開発・販売しているメーカーさんが多数出展しているので、好きな人や買おうと思っている人には、筐体の違いを乗り比べられて、自分の需要に合っているかどうかを直接聞ける、貴重な機会です。


普段サーキットではピリピリとした緊張感があり、スケジュールもかなり刻まれていて、ドライバーはおろかエンジニアさんなんて絶対話しかけられないですが、こういうイベントの時は半分オフモードなので、ちょっとゆっくりめにお話しができます!!

そんなおひとり、某元無限チーフエンジニアさん。
M-TECを昨年末で退職されて、これからどうなさるのか?めっちゃ気になってたんですよね。だから、昨日お話しが伺えてすっごくよかったです!
またサーキットでお目にかかれるような発表があることを期待しております!

私は元々ヒューマンスポーツというところに魅かれて観戦してきているので、歴が長くなってくると、レースに関わる方々を広く知っていくようになります。
日頃からチーム活動を引っ張る代表・監督、サポートしてくださるスポンサー企業、マネージャーやメカニックなどクルーのみなさん、家族のサポートによって、ドライバーが光を受け輝くステージに出ていけます。
ちょっと見にはドライバーの活躍が中心に映りますが、その裏には数えきれないくらい多くの人の貢献があります。

シミュレーターでのレースでも、使う各マシンのセットアップは実車さながらということで、レースエンジニアさんが本領発揮される場。
プレイヤーの能力にもよりますが、セットアップは重要なんですよね。
ある程度のところまでは、各自試行錯誤したり、ショップに行ってプロのアドバイスをもらったりして、知識を増やし、経験を重ねて最適解を導き出します。
それでも天候や展開によって、勝ちを逃すこともあるんだから、そりゃ沼ります。
仮想空間でも実車でも、完全に予測して勝つのは難しいですね。


そんなレース業界ですが、ここでようやく今日のタイトル「レース興行」について。

3月から始まる2025シーズンのSuperFormulaは、ほとんどが土曜と日曜それぞれで1レースずつ開催されます。
多くのレースは土曜予選、日曜決勝が通例で、加えて下位カテゴリのレースが併催される、というのがよくあるパターンなんです。
1週末で2レースというのは、かなり窮屈なんですよね。

普通のライブ・コンサートなどのイベントは、興行主が催し物の内容を決めて、会場を借りて使用料を払い、プレイガイドなどを通じてチケットを販売し、演者にギャラを支払うというのが流れかと思いますが、レースだと全然違い、ちょっとわけわからないなと思ったところを挙げます。

あるカテゴリで年間レーススケジュール計画を立てます。
各サーキットとの日程調整をして、決定します。
JAFの承認をもらいます。
その後、カテゴリの運営会社が開催日のプログラム・併催レース含むレース全体のスケジュール、広場イベントとかキッチンカー出店業者なんかを決めてるのかと思いきや、
メインとなるレースをやる以外は、全部各サーキットに丸投げしているというんです。

は⁇
なんそれ無責任やな!と思いました。
業界の慣行というのはわけわかりませんね。

普通は会場というのはあくまで(主催イベント以外は)場所貸しで、賃料もらうだけで、イベント内容には関わりませんよね。
なのに。
サーキットが併催イベントも考えて、エントラント(出場チーム)の集客をして、広場のイベントを企画して、それらの賄いができるようなチケット価格を設定・販売して、全体スケジュールもファンサービスも段取りする、というのがもう理解不能。
主たる責任者が決めづらく、責任の所在もあいまい。
だからいろいろと納得いかないレース運営になるのか、とわかりました。

レース事業者が観客の需要をいつまでも満たせない、自分本位な運営が続く理由がずっとわからなかったんですよね。

特にモビリティランドが運営する鈴鹿ともてぎのレ―スは、チケット代が高いし、毎年どんどん上げる割に、見る側の不満が強いまま。


例えばSuperFormulaなら、将来のSFドライバーになりそうな若い子たちが出ている、SFL、SFRやF4,F3、SFJなど下位フォーミュラカーレースをバランスよく併催すればいいのにと思っています。
甲子園からプロに進む野球少年を見守ってきた人は多いと思いますが、同様の心境ですね。

よりよいイベント開催には、首尾一貫したリーダーシップが必要ですし、日々改善の姿勢も重要です。

そんな謎仕組みにもかかわらず、富士スピードウェイは、どういう企業努力かわかりませんが、近年めちゃくちゃ「行ってよかった!」の声が多い。
ややこしい関係性の中でも、観客の需要を丁寧に拾って、的確に反映させているように思います。
なので私は鈴鹿市に住んではいるけど、観戦にはもう富士へ行こうか?ってなってます。
なんなら御殿場とかに引っ越そうかな、など思います。

週末2連戦をメインにしたSuperFormulaを運営するJRPには、主体的にレース開催をするよう、業界の慣行を変えていってほしいし、
2連戦にすることによってこれまで「次世代のファンを増やす取り組み」としてきた予選日夕方開催の「キッズピットウォーク」が無くなってしまう、というデメリットを解消するように強く要望します。

大人と同時に入場するピットウォークは非常に危険で、それは小さな子どもに配慮ができない自己中な大人(特にデカいカメラ抱えたRA目当ての変態クソおっさん)が100%悪いんだけど、そうは言っても治安が悪い以上、子どもとは分けるしかないので、サーキット任せにするのではなくJRPが責任をもって管理するようにしてほしいです。

いち観客からは見えないそれぞれの事情というのがあるとは思いますが、すっきりシンプルな仕組みで、主催も参加も観客も満足度の高いレースにしていってもらえたら、と強く願っています。

ライフオーガナイザーがイベント制作に関わったらめっちゃいいものができるんですけどね。
あと税制も作り直したい。

オファーお待ちしております(笑)。

では、またー。
 
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『ニーチェの言葉から』

 This is my way.
これは私のやり方です。
 What is your way?  あなたはどんな風にしますか?
 The way does not exist.  唯一の方法(正解)なんてないんですよ。

 

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