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男性が生きづらさを乗り越えられない理由

2025/02/21
男性が生きづらさを乗り越えられない理由

  いつもご覧いただきありがとうございます!


ここのところずっと考えておりますが、

女性が日々しんどい、その大きな原因は、

男性自身が「自分の生きづらさをどうにかしよう」と思ってないからなのでは?

という考えに至りました。

もちろん男性にもやってる人もいるとは思いますが、圧倒的に他責思考の男性が多いのはなんでだろう?と思います。

なんでなんですかね?


男性の自己受容が進まない背景

最近ようやく「男性の生きづらさ」というテーマが注目されるようになってきました。
特に、自己受容ができずに、結果として女性・子ども・障害者・老人・路上生活者といった、いわゆる社会的弱者や外国人を攻撃したり、暴力や性加害に及んでしまうケースがあります。

なぜ一部の男性がそのような行動に走るのか、その背景を考察してみたいと思います。

【自己受容とは】
自分の長所だけでなく短所や失敗も含めて、自分自身をありのままに認めることを指します。
つまり、「こんな自分でもいいんだ」と思えることが大切。
自己受容ができている人は、他者の評価に左右されず、穏やかに自分の感情や行動を受け入れることができます。



男らしさって何?

  • 男らしさのプレッシャー
    男性は幼少期から「強くあれ」「泣くな」「経済的に成功しろ」といった社会的期待を受けて育ちます。
    このプレッシャーに適応できるタイプは社会的に成功しやすいですが、適応できないタイプだと「ダメな男」というレッテルを貼り貼られ、自己評価が低くなりやすいです。
  • 感情表現の抑圧
    男性は感情を表現することを制限されがちで、悩みや苦しみを打ち明ける機会が少ないし、あまり許されていないです。
    そのため、自己肯定感が低くなりやすく、フラストレーションを外部へ向ける傾向が強くなりがちです。
  • 社会構造の変化
    かつては「男が働き、女が家庭を守る」という役割分担が一般的でしたが、現代ではその価値観がほぼ消滅しつつあります。
    それなのに、従来の「男らしさ」を求める風潮は根強く残っているために、どちらの価値観にも適応できない男性が葛藤を抱えることが多いです。
  • 成功=価値という思い込み
    「成功して初めて価値がある」と考える男性はまだ多いです…。
    しかし、競争社会の中で思うように成果を出せないと、自分を無価値だと感じます。
    そのためさらなる弱者を攻撃することで、一時的に優越感を得ようとしていると思われます。


社会的弱者や女性を攻撃する理由

自己受容ができていない男性は、自分より「下」とみなした人々を攻撃することで、自分の優位性を確認しようとする傾向があります。


女性は、社会的に弱い立場に置かれがちで、攻撃しやすい存在と見なされることがあります。
ぶつかりおじさんとか、まさにこれですよね。


「自分より成功している女性」や「自分に興味を示さない女性」に対して敵意を抱くケースは、Xの中に顕著です。
【パンスト履かない男性】が【女性の要望に応えてパンストを開発する女性社長】に対して、まぁ偉そうにパンストを語るわけです。

詳しくは検索してみてください…。


自分が「負け組」にならないために、さらに弱い立場の人々を攻撃することで安心感を得ようとしているんですね(今私の脳内にはブルーハーツが流れてます)。

ホームレスや移民、障害者やいわゆるマイノリティがターゲットになりやすいです。



男性の生きづらさを改善するには

  • セルフケアの習慣を身につける

自分の機嫌を自分で取る力を養うために、セルフケアを習慣化することが大切です。
たとえば、瞑想や日記を書くこと、運動をするなど、ストレスを解消し、自分の感情を整理する時間を持つことが必要です。


仕事でいろいろあったとしても、帰宅して、妻に当たり散らすのは精神的な幼児性を晒すことで、恥ずかしいことです。

フキハラ(不機嫌ハラスメント)なんてもってのほかです。

対等なパートナーを求めている妻からすると、非常に悲しむべき事態なんです。


妻も同じように一日過ごしています。
男性以上にいろいろあります。体調なんて全く思い通りになりませんよ?
でも、いきなり夫や子供に当たり散らすことはしません。

それに加えてあなたを宥める役目までさせるんですか?あなた大人ですよね?

ですから、少なくとも【自分で自分の機嫌をとれる男性】が増えてもらわないと困るんです。



ただし、解決には、個人レベルと社会レベルの両方で取り組む必要があります。


  • 感情を表現できる環境づくり
    男性が感情を安心して表現できる場を増やすことが大切です。
    例えば、男性向けのカウンセリングやメンタルヘルス支援をもっと充実させるなど。
  • 成功以外の価値を認める
    「成功しなければ価値がない」という思い込みを変える必要があります。
    趣味やコミュニティ活動を通じて、成功以外の自己価値を見出せる機会を増やすようにしていく必要があります。
  • 多様な男性像を認める
    「男らしさ」にはさまざまな形があってよい、ということを、社会全体で認めていくべきですね。
    家事や育児に積極的な男性、感情を素直に表現する男性も肯定されて当たり前な社会を目指す必要があると思います。
  • 教育の見直し
    学校でも家庭でも、教育でジェンダー平等や感情のコントロールについて教える機会を増やすべきです。
    特に「怒りの管理」や「共感力を育む教育」が重要なポイントではないかと考えます。
  • ロールモデルの提示
    ステレオタイプにとらわれない生き方をする男性の成功例を発信し、社会全体で共有できたら、それが多様であるほどいいのでは?と思います。
    例えば、家事育児を積極的日常的にする男性や、感情表現が豊かな男性が活躍する姿をメディアで取り上げるなど。
    アナウンサーの安住さんは、テレビでもラジオでもしばしば泣かれますので、「男性が泣いてもいい」というメッセージになっていると思います。



私はやはり、【自分で自分の機嫌をとれる男性】が普通になるくらいに増えてほしいと思うので、男性版のM'Cafe読書会ができたらいいな、と思ったりしました。


男性が自分のあるがままを受け入れ、他者を尊重できる社会になるようにしていきたいですね!



というわけで、私の発信があなたのヒントになりましたら幸いです。
 
では、またー。
 
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『ニーチェの言葉から』

 This is my way.
これは私のやり方です。
 What is your way?  あなたはどんな風にしますか?
 The way does not exist.  唯一の方法(正解)なんてないんですよ。

 


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