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終活 片づけで揉めるひとこと

2023/02/03
終活 片づけで揉めるひとこと

 いつもご覧いただきありがとうございます。

今日は親の終活について。

満ち足りた時間を過ごしてほしい

親の暮らしを気遣う子どもの心情って、どんなものでしょう?
残りがどのくらいあるか分からない人生です。
悔いなく生きてほしいし、穏やかでいてほしい。
好きなもの・大切なものに囲まれた、豊かな暮らしをしてほしい。
そんなふうに願っている子どもの気持ちを、どうしたらわかってもらいやすいでしょう?

そりゃ、親が亡くなった後、
「正直、迷惑かけてほしくない」とか
「後始末はこっちなんやからさ、片づけといてよね!」っていうことも、あるにはあると思います。

だけど、親ができるだけ自宅で過ごしたいというならば、寄り添いたい、叶えてやりたいと思ったりするもんですよね。(そうならない親子もるのは承知です…)

対立を生むNG声掛け

死ぬまでを、ずっと自宅で過ごすにしろ、途中で施設に入るにしろ、親にはどうしても持ち物を減らしてもらう必要があります。
介護ベッドを入れたり、介助の動線確保をしたり、ものを分かりやすく仕舞ったりといった、準備があってのことだからです。
私たち子どもの方も、必要なものは既に揃っていて、親の分はほぼ受け入れられませんよね。

ですが、こちらの記事終活 親が捨てないのはなぜか?で述べたように、
親世代はものを捨てることに非常に抵抗感を持っています。

そんな人を相手に、「捨ててくれないと困る!」なんて言ってしまっては、二度とうちに入れてもらえなくなることだってあります。
「どうせあんたは捨てろって言うんでしょ!」「絶対捨てないんだから!」「もう来ないで!」と意固地になってしまうこともよくあります。

なぜ減らすのか?を丁寧に伝える

もし死ぬまで自宅で過ごしたいと親が言うのであれば、元気でいてくれないと安心できないですよね。
元気で過ごすためには、不意に怪我しないよう、通路や居室が安全でなければなりません。
安全を確保するためには、ある程度のスペースが必要です。
身体の衰えも考慮し、ものを減らして、よく使うものを使いやすい位置に配置し直す必要があります。

まずお互いに、ここを共通認識として持つことが基本になります。
いきなり片づけ作業を始めてしまっては、信頼関係がなくなってしまいます。

思いやりの気持ちが伝わる言い回し

とはいえ、
『減らす=捨てる』
だと親の側に抵抗感が残り、スムースに減らす作業ができない可能性があります。

家からものを出すことに抵抗する人には、
  • 「これ、もらってもいい?」
  • 「友達がこういうの捜してたんだよね!譲ってもらえるかな?」
など、捨てないということがわかってもらえる表現で、少しずつ持ち出しましょう。

捨てられないけど、あげられる、という人は多いです。
「使ってくれるんだったらいいよ」と言ってくださいます。

売りに行く、ということも、提案してみてもいいですが、査定額に納得できずに結局持ち帰る、ということもよくありますので、子ども側に2軒3軒と回るのに付き合う余裕があれば、勧めてみてください。

・実家を片づける時のポイント・
あくまでも親の持ち物です。
意思を尊重して、取り扱いましょう。

私の情報があなたのヒントになりましたら幸いです。

 では、またー。
 
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『ニーチェの言葉から』

 This is my way.
これは私のやり方です。
 What is your way?  あなたはどんな風にしますか?
 THE way does not exist.  唯一の方法(正解)なんてないんですよ。

 

ラジオ、聴いてくださいね!

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