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自分が多少散らかすのはいいけど、家族が片づけないのは腹立つ(理不尽w)。
でもそんなことないですか?
- 自分は片づけられるけど、子どもは全然できない・やらない
- 自分が片づけられなくて困ったから、子どもにはできるようになってもらいたい
だから、子どもに片づけさせたい。
よく聞くお話です。
しかし。
誰かに何かをさせるのって、非常に難しいことじゃないですか?
自分の思考や行動を変えることも、まぁまぁ難しいです。
僻みっぽいとか
妬みっぽいとか
悲観しがちとか。
あと、やらなきゃと思ってても取り掛かれないことが、まぁまぁありますよね?
なんか無駄にダラダラしちゃう、とか。
やめたいと思ってもなかなか変えるのが難しいことって、たくさんあると思います。
オトナがそうなんですよ。
子どもって、どんなですかね?
子どもの記憶力・注意力って、どうですか?
朝起きてから学校行くまでのタスクを、抜けや漏れなくスムースに実行する機能が備わっているでしょうか?
うちの小学生たちは、毎日何かしら抜けてしまい、無駄な往復や二度手間三度手間が頻発しております。
うちだけ?と不安になったこともありますが、どうやらよそのお宅でも似たようなものみたいです。
5分10分の記憶もアヤシイのに、日々の行動をコントロールするのは、子どもにとっては至難の業なのかも知れません。
【遊んだら片づける】
こんな簡単なことができないなんて、信じられない!
【ゴミはゴミ箱に】
どうしてほうりっぱなしにしちゃうの?
あるあるですよねー。
うちでも、
【席を立ったら後ろを振り返れ!】
と毎度言っております。
振り返りさえすれば、自分のいた場所がいかにひどい状態かがわかるというのに、全く振り向かないんです。
前しか見てない。視野もめっちゃ狭い。
うっかり「お見事!」と言いそうになります。
子どもが振り返らないのはごく単純につまらないからでしょうね。
終わったことは終わったこと。そこに興味はもうない。
「次何しよう!?」というワクワクがあるのは前だけ。
次の瞬間にもう気持ちが行ってしまっているので、片づけることなく、どんどんどんどんおもちゃを出していく。
なんならミックスして独自の遊びを展開していきます。
そして…
片づけの必要性を全く感じていないのに遊びの時間が終わったということで、大人から「片づけなさい!」と言われて初めて
「ガーーーーン‼‼」
「こんなにたくさんおかたづけできないよー( ノД`)シクシク…」
というのを、ほんとに毎度新鮮な気持ちでやってはるのが子どもというものです。
そんな人に、「片づけなさい」と言ったところで、ひとりでできるはずもありません。
そういう状態に、一番困っているのは誰でしょうか?
子どもでしょうか?
オトナでしょうか?
・・・
子どもはおもちゃに囲まれて幸せです。困ってはいません。
ということはそう、散らかされて困っているのはオトナですよね?
オトナが困っているのに、その問題解決のために子どもを動かそうとするのは、どうしても無理があります。
オトナの側の
『自分が使ったものは自分で仕舞うということを教えたい』という教育の側面と、
散らかっていると困る、
ということは、一旦分けて考えてみてはどうでしょうか。
教育は結果的にできたらええやん、っていうことにして、とりあえずは、子どもが「さぁ片づけよう!」と自ら行動するにはどう声を掛けたらいいか?について考えたいと思います。
子どもにとっては、遊びに満足した後(あるいは強制終了だったりで)やりたくもない、やる意味も分からない片づけって、めっちゃイヤなことでしかないと思うんです。
しかも細かく分ける収納方法だと、子どもには難しすぎたりするので、ざっくり分け程度がよいかと思いますよ。
そして、片づけにゲーム性を持たせるのがよいのでは?と思います。
このようにジャンルごとで探しながら分けていくゲームとか
どっちが早いか?などの時間要素
また、
一緒に片づけながら、最後のひとつは子どもに仕舞ってもらう、
などというように、遊びの延長で片づけることを繰り返し繰り返し、習慣づくまでやっていきます。
そして片づけ終わったら、
「すごい!お部屋が広くなったね!」
「ゴロゴロ転がれるね」
「おもちゃがおうちに帰れて、ゆっくり寝られるね」
「スッキリするね」
「気持ちいいね」
などと声を掛けます。
「片づいていれば、次に遊ぶときにも、何がどこにあるかがすぐわかるよ!」
と、片づけの意味や効果について繰り返し伝えることが大切です。
なぜって?
子どもはすぐに忘れるから!です。
片づけって、小さい時からできるに越したことはないですが、できないからってすぐに死ぬようなことではありません。
だから、急いでやらせることはないと思います。キライになったら元も子もないですからね。
やり方が合ってる、合ってない、っていうことも多々あります。
押し付けずに一緒に試行錯誤する、これが片づけにおいて誰でも通る道です。
オトナが、子どもの成長に合わせた声掛けを学んで、ゆっくりでも着実にできることを増やしていけたらいいんじゃないかなと思っています。
片づけは、非常に高度な作業です。
焦らず、怒らず。
一緒に楽しみの要素を加えつつやっていきましょう。
私の情報があなたのヒントになりましたら幸いです。
では、またー。
ライフオーガナイズの基本理念
『ニーチェの言葉から』
This is my way.
これは私のやり方です。
What is your way?
あなたはどんな風にしますか?
THE way does not exist.
唯一の方法(正解)なんてないんですよ。
春休みの新1年生(現年長さん)向けに
小学生の片づけ きほんのき ワークショップを2023年3月21日に開催予定です。
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