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リユース ゴミをゼロにするまち 徳島県上勝町

2023/02/17
リユース ゴミをゼロにするまち 徳島県上勝町

  いつもご覧いただきありがとうございます!


以前の記事

リユース ゴミはその後いったいどこへ?では、家を片づけたらそれで終わり!じゃないよ、ということをお伝えしました。

徳島県上勝町

四国徳島に、上勝町という小さなまちがあります。

人口と世帯数(2023年2月1日)総人口 1,422人 世帯数 743世帯と、ほんとに規模が小さいんですね。

おじいちゃん、おばあちゃんの葉っぱビジネスが有名ですが、聞いたことありますか?
都会の料亭などからの受注をiPadなどのタブレットで確認、オーダー通りの【料理の彩】になる、木々の葉っぱを採ってきて収入を得ています。
また、移住の受け入れに成功しているようです。

上勝町のサイトにはこんなものがありましたよ。※画像拝借しています


なんと駅・スーパー・コンビニがないそうです。

え?そんなんで生活できんの?

仕事あるん?
と思いますよね。大丈夫らしいですよ。

ゼロウェイストのまち

そんな上勝。
ゼロウェイスト運動をしています。

「ゼロ・ウェイスト」とは

無駄、浪費、ごみをなくすという意味

出てきた廃棄物をどう処理するかではなく、そもそもごみを生み出さないようにしようという考え方


上勝町の目指すもの 

ゼロ・ウェイストな社会では

ごみになるものがほとんどなく、快適でストレスなく暮らしていける。

資源は循環して、また誰かの暮らしを豊かにし、美しい地球がいつまでも続いていく。

私たちはそんなゼロ・ウェイストな社会を目指しています。

上勝町ウェブサイトより

私、これにめちゃくちゃ共感しているんです。

私たちライフオーガナイザーの中でも、特にリユースオーガナイザーは、片づけたいけどゴミは極力出したくない、というジレンマに悩み、どうにかしなければ!と考えて、ゴミを減らす教育活動をしています。

なぜなら。

以下の上勝町の主張と同じ思いだからです。

もう、ごみを“処理”するだけでは解決できません。

だから私たちが目指すのは、ごみを“生み出さない”社会なのです。

そのためには消費者、事業者、行政の連携が大切です。

  • 消費者 ごみにならないように商品を買う。
       ごみの出ない工夫を生産者に求める。
  • 事業者 再利用、リサイクルできる商品を作る。
         自然界で分解できる素材を開発する。
         資源が循環するシステムをつくる。
  • 行政  ごみを出さないための法整備をする。
         「焼却・埋め立て」処理からの脱却を目指す。
  • 便利やから、
  • 簡単やから、
  • ラクしたいから
で、どんどんゴミばかり増やしてしまう仕組みで、いいんでしょうか?

暮らしを見直す

生産→流通→販売→消費
この流れをスムースにするため改良されてきた梱包技術は、おかげでどんどん進化してきました。

 しかし、プラごみの圧倒的な割合を占めているのが、レジ袋や、弁当の容器や、お菓子の袋などに使われる容器包装です。
 日本において、ゴミとして回収されたプラスチック類のうち容器包装の割合は全体の67.6%にものぼります。これは世界平均を20%も上回る数字です。

一方、飲料など液体の流通で主に使われてきた瓶は激減。
あんなに使い倒せる原料の瓶が消えていき、代わりにペットボトルが席捲しています。
ペットボトルゴミの割合は14.4%です。
ストローなどの容器包装以外のプラスチック類は16.2%。 

日本は1人当たりのパッケージ用プラスチックごみの発生量が、アメリカに次いで世界で2番目に多い国です。
こんなにちっちゃい国なのに、ゴミは膨大に生み出しているんです。

ほんとにこのままでいいんでしょうか?
多少不便になっても、めんどくさくても、捨てずに使い続ける方法に戻らないといけないんではなかろうか?

実は上勝町がゴミ問題と本気で向き合うきっかけになったのは高齢化。
税収がなく、ゴミ収集車を走らせ回収することと、焼却炉の維持が難しくなったことでした。

「このままでは無理なんだ」となった時、上勝町では行政と住民が一致団結し、試行錯誤を続けて、ようやくゼロウェイストの仕組みを作り上げ、現在はリサイクル率80%以上なんですって。
生ごみはたい肥化して畑で活用、それ以外も徹底した分別で、ほぼすべてのものを資源として買い取ってもらっているようですよ。
リユースの仕組みもユニーク。
譲るサイクルや、リメイクのサイクルもあります。

その仕組みには、他の自治体からの視察が相次いでいます。
ペットボトルから、プラ容器から脱却し、瓶の再利用・各自の容器利用を徹底しています。
町の飲食店から調味料を小売りしてもらう仕組みを作るにあたり、昔懐かし昭和の量り売りスタイルを採用しています。
お酒やコーヒーも、各自容器を持って買いに行く。

私の実家の近くにはありませんでしたが、お豆腐屋さんにボウルを持って買いに行く様子が、昔のドラマなんかではよく描かれていましたよね?あんな感じです。

何ができるか?

上勝町をそっくりまねる仕組みは、土地の狭い他の自治体ではすぐに取り入れられないことでしょう。
また、忙しすぎる生活をしている都会でも、なかなかリサイクルを徹底するのは難しそうです。
でも、個人でもできることがあります。
  • 日常のゴミを、自治体の区分に従ってきちんと仕分ける
これだけでいいんです。
少しも考えず、めんどうだからとなんでも可燃ゴミに入れるから、どんどんゴミが増えてしまうんです。
分ける
まずはこれからやってみてください。

それから、暮らしの中で、一瞬でゴミになってしまうものを探してみてください。
例えば割りばし・ストローの個包装。
お弁当の周囲を止めている包装。
フラペチーノのカップ。
お菓子の個包装。

私たちの周りには、思いのほかゴミが溢れています。
プラごみは分解されずに、世界を漂い続けます。
少しでも減らし、適正に処理していくのが、大人の、親の責任ではないでしょうか。

自分を知る
モノと向き合う時に大切な視点です。

環境問題と言うと話が大きすぎるように感じますが、全て日々の暮らしの延長です。

ライフオーガナイズは毎日のさまざまなシーンで役立つ考え方です。

お気軽に 無料相談・個人セッション 予約カレンダーから30分無料相談をご活用くださいね。



私の情報があなたのヒントになりましたら幸いです。

 では、またー。
 
ライフオーガナイズの基本理念
『ニーチェの言葉から』

 This is my way.
これは私のやり方です。
 What is your way?  あなたはどんな風にしますか?
 THE way does not exist.  唯一の方法(正解)なんてないんですよ。

 

ラジオ、聴いてくださいね!

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