いつもご覧いただきありがとうございます!
毎月11日開催のパッククッキングの会
今回はGO MONTH 2024!
私の所属します、日本ライフオーガナイザー協会が提唱しております、オーガナイズ月間!
さまざまなチャリティイベントが開催されています。
『5月30日はごみゼロの日』
窓を開け放って快適に過ごせる、気候のよいこの時期に、おうちを片づけちゃいましょう!という趣旨です。
このチャリティは東日本大震災がきっかけとなって始まり、現在まで続いておりますので、私は「もし被災したら?」を考えていただく機会としてこのオンライン開催の「月イチ パッククッキングの会」を体験してもらいたいと考えました。
いつもの、参加者に合わせてお話しているテキトーガイドではなく、スライドを用意してイチからまじめにお伝えしましたよ。

今月のメニュー
- ごはん
- 親子丼
- 卵蒸しパン
- じゃがりこでポテトサラダ(おまけ)
今回はみんな一緒に同じものを作るということで、世代問わず、どこのおうちにもありそうな材料でできるメニューを考えてみました。
(アレルギーの方は限られてしまうので、さらにメニューを厳選しないといけませんね…)
参加者は全員ライフオーガナイザーでお互いほぼ顔見知りでしたので、和気あいあいとした雰囲気で行いました。
全く初めてという方から、何度かやったことがある方、試食だけしたことのある方など、知識も経験も様々な方がご参加くださいました。
出来上がりを開封!
食べる時にも食器を汚さない工夫が必要です。
なにしろ水が出ませんから。
使い捨ての紙皿なども、そうたくさんはストックしてませんよね?
いつまで続くかわからない避難生活では、「何で?」「どうやって?」食べるのか?といったことも考えておかないといけません。
調理と食後に出たゴミ。
左がプラ系、右が可燃と空き缶です。
けっこう手拭きにウエットティッシュを使ってしまいます。
私は(手の形状から)使いにくいので使用しませんでしたが、使い捨て手袋を使用されると、このゴミは多少減らせるのかもしれません。
ウエットティッシュは、ハサミなど調理中に使う道具を拭くのにも使いますので、ドロドロに使い切ってしまわないともったいないですよね。
水はできるだけ飲食に回したいですもんね。
とはいえ、災害が起こると、道路状況などによってごみ回収のストップが考えられます。
生ゴミや、非常用トイレの汚物ゴミも、自分の敷地から出せない可能があります。
回収されないとわかっていて、いつもの集積所に放置してくるわけにはいきません…。
年始の北陸震災での惨状(いまだに復興どころか復旧もしない…)を見るにつけ、ゴミとトイレを中心とした衛生・臭い問題は被災時のQOL(生活の質)を大きく左右するんだなと改めて感じています。
ゴミの量も最小限で行こうと思うと、さらに工夫と練習が必要なんじゃないかな?と想像します。
そのあたりのお話もお伝えしました。
感想をいただきました
山田久子さん | 百聞は一見にしかず やらないと分からない事だらけでした。今回はキッチンでやったけど、次回は被災時を想定して外でカセットコンロで挑戦してみたいです。この後、(やきとりの空き)缶をどうするか、臭い対策はどうするかが課題です。
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井上有希さん | 私自身定期的にパッククッキングはチャレンジしますが、一回の調理でゴミがどのくらい出るのかまで注目できていませんでした! みんなでチャレンジする、ということは大事ですね。
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福田麻美さん | お米が想像以上の仕上がりで、仕方なく食べるではなく、美味しく食べることができた。 他のメニューも袋の匂いが移ったりなど、味に不安があったが、どれも美味しかった。非常時にもこんな美味しい食事ができることを体験して安心に繋がった。
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うえむら智子さん | とにかく美味しくて、楽しかったです! 一級河川の側に住んでいるので、被災経験ありです。 どこへも買い物にいけない恐怖。 あるもので作るはきっと皆さんに必要だと思います。 細かなレクチャーもありがとうございました。
(鍋底保護に)お皿使ったけど、ふきんでやってみたいと思います。 チョットお皿小さくて心配でした。
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中矢くみこさん | みんなでやることで、違う視点での気づきもありました! ゴミやガスの量、今は必須のデジタルものが使えない想定など考えようと思います。
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今回は、「とにかくいっぺんやってみなはれ!」をしつこく言いましたので、やってみた率直な感想を書いていただけたと思います。
何度も申しておりますが、何事も慣れてなかったらパッとできないものです。
いざという時に「とりあえずなんとか手元にあるもので家族を食べさせる」ために、パッククックはとてもよい調理法です。
今後もぜひ練習を続けていただきたいと思います。(最後に撮った写真はミスで保存できてませんでした…ごめんなさい!)
災害時に備えてとはゆってますが、実は手抜き料理にぴったりなのがパッククック。
しんどい時でも袋に入れて湯煎しとけば30分後にはできあがる。
加熱前の具材を袋に入れて冷凍しておけば、あとは必要な時にチンするなり湯煎するなりで食べられるというのは、フルタイム働く人々にとってかなりの戦友になると思っています。
防災!!!と意気込まず、ぜひ普段の生活にも取り入れてやってみてほしいです。
私は超絶心配性。
子どもを守っていくために、私は何をどうしておくべきか?
そのことばかりを考えています。
災害が起きたら、私は子どもたちと共に生き延びる術を身につけたと言えるだろうか?
いや、まだまだだな。
と感じているので、続けています。
自分のためにやっていることなので何度参加しに来ていただいてもOKです。
加えて、初めて湯煎調理にチャレンジする方を増やしたいと考えております。
毎月11日の10時半からやってます。
とりあえずいっぺん、やってみていただきたいと思います。
実際やり始めてから、わからないことがいっぱい出てくると思いますので、都度遠慮なくご質問くださったらけっこうです。
まだまだ続くチャリティイベント
全国各地で引き続き、様々なイベント・講座・活動が展開されます。
中部チャプターではこんなチラシも作ってます。
片づけのプロのおうちを見学できるルームツアーは魅力的。
参加費のうちいくらかを寄附する方もいますので、この機会にぜひ、記事でみたあのお宅に行ってみませんか?
ぜひチェックしてください。
食材もそうですが、冷蔵庫の中には調味料も入ってますよね。
停電したら使ってしまわないともったいない。
普段から、いつも使う、使い切れる調味料だけを買うようにしましょう。
特殊なもの(スイートチリソースとか、瓶が大きくて使い切れないですよね…おいしいけど)は極力買わない。
冷蔵庫の中は、いつも見通せるように、ポケットの中も詰めすぎないように。
いつも使うものを、使う分だけ入れておくようにすれば、食品ロスもなくなりますし、電気代も安くなりますね。
オンラインで冷蔵庫の片づけをお手伝いできますので、ご希望の方はご相談ください。
パッククッキング、そこそこにできるまで、私も時間がかかりました。
なかなかおいしくはできないものでした。
でも、私が諦めてしまって、非常事態になった時に子どもたちが飢えることになったら?
もっとがんばっておけばよかった、と後悔したくありませんでした。
だから、ここまでやってきました。
続けてやってきたからこそ、ひとりはなかなかできないということを知っています。
で、ひとりでがんばらずに私と一緒にやってみませんか?というお声かけをしています。
必ずおいしく作れるようになりますよ。
では、またー。
ライフオーガナイズの基本理念
『ニーチェの言葉から』
This is my way.
これは私のやり方です。
What is your way?
あなたはどんな風にしますか?
The way does not exist.
唯一の方法(正解)なんてないんですよ。
ラジオ、聴いてくださいね!
過去放送分も配信しています。