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ちまたにモラハラ夫があふれている理由

2025/02/13
ちまたにモラハラ夫があふれている理由

  いつもご覧いただきありがとうございます!


結婚ってなんやねん?

わたくし、度々離婚についての相談を受けることがあります。
まぁ、私ももう別居してから10年、離婚して7年経つので、正直直近の行政対応とか制度とかは正確にはわかりません。
けど、特にお子さんがいる場合、先に考えてやっておくべきことは一生懸命お伝えしております。


その中でも、相談に来られたけどもうちょっとがんばってみる、という方がまぁおられます。
私が話を聴く限り、夫の側には改善すべきところが自身で思いあたらないんだろうな、相談者さんの辛さをわかってないんだろうな、という場合もありまして。
だから、相談者さんが「もうちょっとがんばる」意味もないんだろうなと感じて、キュッとなることがしばしばございます。

今日は、世にモラハラ男性がはびこる理由について、ちょっと考えてみました。


「男はこうあるべき」という価値観が根強い

祖父母とか親とか社会とかから、昔ながらの「男は泣くな!」とか、「稼いでくるのが男の役目」という価値観が根付いてると、

「自分が家族を支えてやっている」

「だから妻は自分に従うべき」

みたいな考えになりやすいですし、まだ堂々とそう言っている人たちも多いですよね。


でも今の時代は、女性もキャリアを積んでいますし、そもそも男性の稼ぎだけで子育てするのが難しいから、夫婦共働きが当たり前。
家事と育児の均等分担も当然求められるようになっています。

それに適応できない・しない夫が、「俺のほうが偉い」「言うことを聞け!」と権力を振りかざすことで、モラハラになるケースがほとんどです。

「家事と育児は女の仕事!」という決めつけも、家政婦さんを雇えるほどしっかり稼いでくれてたら多少許しますが実際は…ねぇ?


「支配欲が満たされる環境」ができてしまっている

モラハラする人って、上下関係きっちり。自分の優位性を確認したいという欲求がかなり強いことがあります。

会社では上司に従うしかなく、社会では男らしさに囚われる。

「だったら家で!」となり、妻や子どもを支配しようとする 人が出てきます。

  •  「お前のせいで俺はストレスが溜まる!」
  •  「俺が正しい、お前はダメなやつだ!」
  •  「誰の稼ぎで食ってるんだ!」

こうやって妻をコントロールし、自分の優位性を確保しようとします。

特に、専業主婦やパート勤務で「妻が絶対に離れない」と思っている場合、モラハラはどんどんエスカレートしがちです。



「気づかないうちに加害者になっている」ケース

モラハラする側は、自分がモラハラしてる自覚がないことがほとんどで、指摘されると「心外だ!」となりがちです。

  • 自分の親が同じような態度だった(親のコピー)
  • 「俺のほうが正しい」と思い込んでいる(思考の偏り)
  • 「妻が我慢するのが当たり前」と思っている(無意識の支配)

特に、本人の親がモラハラ気質やと、それが「普通の夫婦関係」やと思い込んでる人も多いです。

モラハラされて育った人が、無意識に「自分も同じことをしてしまう」世代間連鎖がありますね。


子ども時代に他所の家庭を垣間見る機会がなかった夫ほど、自身の育った環境を世間の標準と思い込んでいて、妻の育った環境を蔑み、全否定してくることがあります。



「妻が逃げにくい状況」がモラハラを助長する

モラハラが続く大きな理由のひとつが、妻が簡単には逃げられない環境ができてしまっていること。

  • 経済的に依存している(専業主婦・パートで収入が少ない)
  • 子どもがいるからと我慢してしまう(「子どもには父親が必要」という思い込み)
  • 周りに相談できない(物理的に実家と距離が遠い・親と死別している・妻のフェーズ変化で友人との関わりが希薄になる)

こういう状況があると、夫が「何をしても妻は離れない」と思い込みます。

そうすると、ますますモラハラは加速していきます。



周りがモラハラを軽く見ている

残念なことに、モラハラはまだまだ軽視されがち。

  • 「そんなのどこの夫婦でもあるでしょ?」
  • 「男なんてそんなもんよ」
  • 「文句言う前に、あんたがもうちょっと我慢したら?」

こういう言葉で、妻の訴えが軽く流されることが多いです。

「うちもそんなもんやで」とか
「浮気じゃないんやから」とか
「帰ってくるならええやん」とか、私も言われてめっちゃ傷つきました。

夫婦が対等な関係でなくなったら、その時点で異常なんですが、

周囲が「それはおかしい!」と指摘しないと、モラハラは「当たり前」のまま続いてしまう。



じゃあ、どうしたらいいか?

  • 「これはおかしい」と気づくことが第一歩

    「私が悪いのかな?」じゃなく、「この関係は健全じゃない」と気づくことが大事。
    どんどん自分を疑い始めて洗脳みたいになっちゃう(カサンドラ症候群といいます)ので、気づくのは早いほどいいですよ!
  • ひとりで抱え込まない!誰かに相談する

    信頼できる人(友人・家族、保育所・幼稚園・子育てサロンや配偶者暴力相談センターなどの専門機関)に話すことで、視野が広がります。
    でも注意点として、担当になった人が自分と価値観が違う人・DV認識の甘い人という場合があります。
    そういう人は、こちらの我慢や努力を求めてくることがあるので、遠慮せずチェンジ!
    改めて出向いて、違う人に話してみてください。
    めっちゃ親身になってくれる人に出会えますように。
  • 経済的自立の準備を少しずつ進める

    モラハラ夫は「逃げるわけない」と思っているからこそ強気に出ます。
    自分が自立できる環境を徐々に整えておくことで、人生の選択肢を増やせますよ。
  • 「おかしい!」と周囲が声を上げる

    モラハラを見て見ぬふりせず、周りも気づいて声をかけることが大事。
    めっちゃ勇気が要りますけど、こういう男性は恥をかくことが非常にきらい。
    同じ男性から、とか、立場・権威ある人から言われると、おとなしく言うことを聞くのも特徴です。
    要するにただの内弁慶ですから。


モラハラが横行するのは、「そういう人」が多いのではなく、そういう関係性が生まれやすい社会だから。

みんな、謎の呪いに縛られ過ぎてます。
知らぬ間にあなたも、息子さんに恐ろしい呪いをかけてるかもよ?
でも、あなたが「これは違う」と気づき、一歩踏み出せば、未来は変えられます。
一緒に負の連鎖を断ち切りましょう!

もし今、「うちの夫もそうかも…?」と思ったら、ひとりで抱え込まずに、まずは誰かに話してみてください。

一応私も30分なら無料でお話し聴けますよ。30分無料相談※30分を超えると有料になります


あなたの人生は、あなたが決めてええんやで!

健全な人間関係を結べる人と、幸せに生きていけたらいいですね!


というわけで、私の発信があなたのヒントになりましたら幸いです。

 
では、またー。
 
ライフオーガナイズの基本理念
『ニーチェの言葉から』

 This is my way.
これは私のやり方です。
 What is your way?  あなたはどんな風にしますか?
 The way does not exist.  唯一の方法(正解)なんてないんですよ。

 


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