いつもご覧いただきありがとうございます!
先月のことになりますが、ひっさしぶりに上京しまして、観劇してまいりました。
こちらの劇場で、初めて、友人の俳優としての雄姿を見る、という目的でした。
演目は【CRIMES OF THE HEART】
1970年代の脚本を2025年にやる。
友人 ふなめぐ こと
風間恵が惚れ込んで、たくさんの人を巻き込んで、ようやく上演に漕ぎつけたこの脚本と、今の時代にやる意味を感じてほしいと言っていて、真摯に観ようと思いました。
世代間連鎖
役割の押しつけ
ねばべき
思い込み
介護
小姑いじめ
ムラ社会
モラハラ
依存
現実逃避
DV
未成年淫行(!)
人種差別
マイルドヤンキー
など
2時間の舞台にこれでもかと詰め込まれたテーマがありました。
時代背景はわかっているつもりで、
ふむふむ、そうね、そういうこともあるのかもね、
と思える部分もありましたが、
1ミリも笑う要素がない流れで突然笑いだしたり、踊りだしたり、抱き合ったり、
「今?」
「そのテンションで?」
「話の続きは?」
「この流れでホレるの?え?」
「年齢の割に幼すぎやしないか?」
みたいなことがいっぱいあって、泣くと聞いていたのに全く入り込めず、どこにも共感できませんでした。
ストーリーは私の予想と全然違って、問題をたくさん詰め込んだ割に何も解決されないまま、なんとなく「明るい希望がある……の?」という終わりになっておりました。
小劇場の短期間上演、というものを初めて観たので、こういうものなのか?全然わかりません。
的外れな感想だったらめっちゃ恥ずかしいのですが、「尻切れトンボはしょうもないな」と思いました。
で、ふなめぐごめん、と思いました。
なんもわからんかった…ごめん。
いつもミステリばっかり好むからだと思います。
そして、「なるほど、私は結末がハッキリしないものを選んでこなかったのか」と知りました。
私も長女で親や親族とはいろいろあるし、次女のように地元とのつながりがないし、三女のようにモラハラDVに遭って離婚もしているので、3姉妹の誰かのどこかに共感ポイントがあるやもしれぬ!とがんばってみたんですが、全く何にもなかったです。
それで逆に悲しくなりました。
周りの人たちの反応と私、全然受け止めが違って、「私どっかおかしいんかも…」と数日悩みました。
まぁでも、芝居・芸術というのはそういうもんですよね。
昔はあんなに好きだった村上春樹も、今は気持ち悪くてしょうがないですもん。
- 自分が変わって受け止め方・見方が変わる
- それまでの環境や経験で受け止め方・見方が違う
どっちもあると思います。
何で「なにが正解か?」を探そうとしたのか?私(笑)。
探してもあらへんのに、アホでした。
終演後、ロビーで俳優さんたちが挨拶をされるんですが、ふなめぐ目当ての人がすごくて、びっくりしました。
ふなめぐ待ちの長蛇の列(笑)
列の中に大学生の息子さんが混ざってて、母に一声かけてササっと登校していきました。
息子さんと話したかった!
両親共に、人前に立つ業をしているって、どんな感じなんだろうな?と思います。
日頃のFacebookでの様子を見ていると、面白い家族みたいなんですけどね。
あ、ちなみに
ストーリーについてはさんざんに言いましたが(ごめんなさい)、
演技は面白かったです。
なんせ、元が誰かわからないくらい、「役」になっていたので、当然俳優の年齢なんて全く感じず、役の年齢の人がそこにいました。
実はみんなおじさんとおばさんだよね、と知っていても、あの距離で実年齢を感じないなんて、すごいです。
稽古の中でキャラ作りをして、練習でどんどんなりきっていく。
そこには年齢なりの深みとか解釈が加わるので、経験が生きるんでしょうね。
歳をとるのも悪くない、と思います。カラダは大変でしょうけどね!
売れっ子さんは同時進行でいくつも掛け持ち、稽古と舞台をこなしていくんだから、役にどっぷり浸ることも、変わり身の早さも求められる、すごい職業ですよね。
以前、高野山にきえらー合宿で行った時のことを書いたんですが、どこに書いたっけ?と探してみたら、なんとInstagramのストーリーで、ちゃんとブログにすればよかった、と反省しております。
※きえらーとは、公認心理師
植木希恵さんのもとで「普段使いの心理学」を学ぶ同志たちのことです
で、その高野山合宿で、ふなめぐが他の参加者におすすめの本を紹介するとき、おもむろに一節を朗読したんです。
そしたら場の空気がもうそれは見事に一変して。
みんなあっけにとられて引き込まれて。
そんなことができるふなめぐが、私は誇らしかったんですよね。
だから、なぜか同じ週に用事が集中しても、家計的に厳しかったとしても、観に行こうと決めてました。
こちらは、そんなきえらー有志が送ったキャンディブーケと
関係者のみなさま全員への差し入れです。
取りまとめてくれた希恵さん、ありがとう!
また機会があったら、小劇場のお芝居を見てみようと思います。
この観劇前後の話もあるので、それはまた書きます。
というわけで、私の発信が何らかのヒントになりましたら幸いです。
では、またー。
ライフオーガナイズの基本理念
『ニーチェの言葉から』
This is my way.
これは私のやり方です。
What is your way?
あなたはどんな風にしますか?
The way does not exist.
唯一の方法(正解)なんてないんですよ。
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